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『…………逃げたい…
この街じゃないところに、逃げたい………』
呟くように言った私の声は掠れていた
「…だよね。言うと思ってた。
…じゃあ…"シュースリー"、こいつのことお願い。」
『わ、っ…』
いきなりジャックの腕から離され、彼の温もりが離れてゆく
と思いきや、今度は後ろから腕を引っ張られ、それと同時に身体がふわりと浮いた
そしてすぐさま背中と膝裏に誰かの手が回り、言わばお姫様だっこの体勢になっていた
顔を見上げるが暗闇でどんな顔をしているのかが見えない
「こんばんは、Aさん。」
『えっと…え、誰ですか？』
「え？あ、えーっと……そうだなぁ……
蘭た…じゃなくて、ジャックの友達とでも言っておきましょうか…」
『…でも、どうしてここに？』
「話は後にしましょう。
とにかく今はジャックにAさんを安全な場所へ連れてけ、と言われてるので…」
『……私は……これからどうすればいいんですか……？』
その時、"シュースリー"と名乗る男の私を抱える力はいきなり強くなった
「………俺らが貴女を守りますから…安心して下さい
…では、飛ぶのでしっかり捕まって下さいね」
飛ぶ？嘘でしょ？
トンッ、と地面を蹴る音が聞こえるとそのまま空へ向かうように高くなり、その時の風が顔に吹き付ける
そして、今までずっと見てきたこの村の沢山の家の屋根の上を次々と颯爽と走っては、家から家へと飛び回っていく
…本当に…飛んでる…………
まるでロマンティックなドラマのヒロインになったみたいだ
でも、どうしてこの人がジャックと仲がいいのだろう…
それにジャックのことを何故だかあの男達は知っていたし…
私とジャックは長年の付き合いがある
けれど私は彼のことをまだまだ分からないでいるのかもしれない…
＊＊＊＊
「Aさん、大丈夫ですか…？
って、あ…寝ちゃいましたか………
もうすぐ着きますよ、俺たちの安全で平和な
ナポリ村に、ね」
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ガオNA(プロフ) - ゆっくりさん» コメントありがとうございます！すみません、教えて下さりありがとうございます…！！今後から気を付けますね…！ (2020年2月29日 18時) (
レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - 曲パロは著作権に引っ掛かってしまうので消した方が良いですよ…(小声) (2020年2月29日 18時) (レス) id: 56664050fd (このIDを非表示/違反報告)
ガオNA(プロフ) - いきなりすみません、作者のガオＮＡからです。申し訳ございませんが、『4人の○○○』の4話にちょっとした話のミスがありましたので、その部分を直させていただきました。宜しければですがもう一度読み直して頂ければ幸いです。これからもよろしくお願い致します。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
ガオNA(プロフ) - ivさん» 了解！！！リクエストありがと！！ (2018年9月9日 12時) (レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
iv(プロフ) - バレンタイン時のすぎにゃんvsしゅーさんとかお願いできる…？？？？ (2018年4月5日 13時) (レス) id: 14899ecff4 (このIDを非表示/違反報告)
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