: 2 . 家に帰れば ページ3
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j「 Aー、帰ろ 」
無事動画撮影も終わり身支度を済ませたジェルが私の顔を覗き込む。
距離が近い!!
『 ちっけえ!!ばか!!』
j「 照れてんの?かぁわいい♡ 」
『 うるさい黙ってきもい 』
j「 怒涛の罵倒じゃん 」
c「 韻踏んだ?」
『 黙れころん 』
c「 はい。」
ジェルが当たり前のように私の手を恋人繋ぎして立ち上がる。
j「 みんなおつかれー 」
『 おつかれ 』
「「「「「 おつかれー 」」」」」
j「 眠いん?手あったかい 」
『 ん、疲れた 』
j「 なにそれ可愛い 」
『 お前可愛いしか言えないの?』
j「 早く家帰って一緒に寝よな 」
そう、私たちは同棲しているから本当にほぼずっと一緒にいる。
毎日毎日こいつがうるさすぎて、老後が心配ほぼ耳聞こえなさそう私。
タクシーで家まで着くと疲れすぎてそのままソファに倒れ込んでしまう。
体が重くて起き上がる気がしない。
j「 こらA、服着替えーや 」
『 んん、、』
返事はするが動きたくない気持ちが勝利する。
j「 ほら、ジャケット脱いで?ばんざーい 」
ジェルは、赤ちゃんをあやすように私の服を脱がせパジャマを着せていく。
j「 もこもこパジャマ世界一かわええな 」
『 真顔で言うなよ怖いな 』
j「 ソファで寝たら体痛なるで 」
『 んー、つれてって 』
j「 ガハッ…がわいい…」
胸を押さえて倒れるジェル。
気持ち悪いなこいつ、、、
そんなことをしながらも私を抱っこして大きいふかふかのベッドに下ろす。
j「 かわええ 」
『 うるせえ 』
j「 目開いてないやないか 」
『 おやすみジェル 』
j「 おやすみのチューは?」
『 永遠におやすみジェル 』
j「 えA?おい?おやすみのチューは?起きてるやろ無視すんなよおい 」
『 黙れ永遠の眠りにつけ 』
j「 ええ、、、」
うるさい私たちは1日の最後さえもうるさく終わる。
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作者名:ガおさん! | 作成日時:2021年9月5日 21時