28.優しい魔法 ページ28
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山田くんに触れてる背中はすごく暖かくて抱きしめられた腕もすごく心地いいけど
そんな格好はやっぱりすごく洗い辛くて
A「ごめん、もう充電終わりね。」
ちょっとだけ肩を竦めるようにしてちらりと山田くんを見上げる。
山田「やだ。」
私の肩に顔を埋めるようにして腕に力を入れる山田くんだけど
そんな事されたらドキドキがハンパなくて洗い物どころじゃなくなっちゃいそう。
A「あのっ///もう、ホント時間がマズいから…」
山田「ん〜…じゃあ今日夜デートしてくれる？」
A「でも…定時で終わらないかも…。」
山田「そんなん平気。待ってるから。」
A「…うん。」
いつも耳元で話す山田くんの声はホントに甘くて
優しく優しく魔法をかけられてるみたいで断るなんて出来なくて
その後にくれるこの嬉しそうな笑顔で私まで笑顔になってしまうって
山田くんは気付いてるのかな？
山田「ありがとA。続き、自分でやるから大丈夫だよ。」
A「ん、ごめんね。ありがとう。」
そう言った私をじっと見た山田くんが んん？って顔をしたから
私もちょっと ん？って顔をしたら急にふっと笑った山田くんが
私の唇にちゅっとキスをして
山田「じゅーでん完了♪」
そう言っていたずらっ子みたいにニコッと笑った。
A「もうっ///」
山田「デート楽しみにしてる。」
A「……ん。ありがと。」
経理フロアに戻ったらやっぱりお姉様方がぐちぐちと言って来たし余計な仕事も増やしてくれたけど
それでもそんな事は全然気にならなくて
A「はーい。了解です。」
ただそう言ってデスクに戻り仕事を始めた。
キラキラ王子の威力って…やっぱりハンパないんだわ(笑)
けど、追加の仕事に加えて自分の仕事までこなしてたらやっぱり定時で上がれるわけもなく
気持ちとは裏腹に時間はどんどん過ぎて行くばかり。
せっかく山田くんがデートに誘ってくれたのにな。
…初デートなんだけど。
こんなに待たせちゃったら山田くん…もうイヤになっちゃうかな…。
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えこる(プロフ) - ななそんさん» ななそんさん♪別グループって・・・もしかして嵐でもJUMPでもないってことですか・・・？それなのに私のお話を見つけて読んで下さって、ほんとにありがとうございます。ちょとずつですがパスも解除しますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。 (2018年7月8日 21時) (
レス) id: e6799d20af (このIDを非表示/違反報告)
ななそん(プロフ) - 別グループのファンでえこるさんの書かれるお話が好きで読んでいたのですが、こちらのグループのお話も一気に読んでしまうぐらいドキドキキュンキュンしてしまいました♪続きはまだ公開されていないんですね(T_T)気長に待ってます♪ (2018年7月7日 11時) (レス) id: 121aa162df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えこる
作成日時：2017年1月12日 11時
