18.自覚 ページ18
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そんな私に山田くんは手を伸ばしテーブルの向こう側にあったビールをひょいと取って
山田「それ、多分俺だけのせいじゃないと思うけど。」
そう言ってぐびっと飲んだ。
A「え…？」
山田「Aさんもさ、もう少し自覚してよ。すげぇモテてるってこと。」
グラスをコトンと置いた山田くんはくるっと私の方を向いて
ほんの少しだけ拗ねたような顔をしてる。
か……可愛いんですけど。
A「や…私、モテないよ？」
山田「だーかーら！Aさん、自分で分かってないだけだから！
ちゃんと俺の側にいてよ？ふらふらしちゃダメだよ？」
『分かった？』とでも言いたげな顔をして私のほっぺをぐにっと摘んだ山田くん…
さっきまで『ドキドキする』とか言ってたクセに
いつの間にか急に余裕の表情で私を見下ろしてる…年下のクセに。
でも。
そんな山田くんも可愛くて、スキ。
A「……うん。」
ほっぺを摘まれたまま山田くんを見上げるようにして答えたら
また仔犬みたいに可愛い顔でにこっと笑って
山田「分かればよろしい。」
そう言って私の頭をぽんぽんっと撫でた。
『好き』を自覚してしまったら歯止めが効かなくなるんじゃないかと怖かったけど
自分がこんなにも山田くんの事が好きだったなんて知らなかった。
私、これからどうなるんだろう。
どんどん山田くんのコト好きになっても大丈夫なのかな。
そんな事を思って 隣に座ったままの山田くんをちらりと見上げたら
ん？って顔をした山田くんが
山田「これからよろしくね、A。」
ほんのちょっとだけ乱暴に頭を撫でてそう言ったから
突然呼び捨てにされて心はドキン！と大きな音を立てるし
髪の毛はくしゃってなるしやっぱり『好き』は止まりそうになくて
A「……うん。」
俯いて髪の毛を手で整えながらそう言うのでもう精一杯。
山田「あー…マジでドキドキした(笑)」
ははっと笑った山田くんが両手で頬をパンパンって叩きながら
山田「でもやべぇ！すげぇ嬉しい。」
そう言ってそのまま私をちらりと見た。
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えこる(プロフ) - ななそんさん» ななそんさん♪別グループって・・・もしかして嵐でもJUMPでもないってことですか・・・？それなのに私のお話を見つけて読んで下さって、ほんとにありがとうございます。ちょとずつですがパスも解除しますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。 (2018年7月8日 21時) (
レス) id: e6799d20af (このIDを非表示/違反報告)
ななそん(プロフ) - 別グループのファンでえこるさんの書かれるお話が好きで読んでいたのですが、こちらのグループのお話も一気に読んでしまうぐらいドキドキキュンキュンしてしまいました♪続きはまだ公開されていないんですね(T_T)気長に待ってます♪ (2018年7月7日 11時) (レス) id: 121aa162df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えこる
作成日時：2017年1月12日 11時
