11.おちてる ページ11
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私のその言葉に大貴は呆れたように笑って
有岡「山田、お前ダメだわ(笑)ぜんっぜん相手にされてねーじゃん。」
そう言って「すんませーん！生もう１つー！」ってフロアに向かって叫んでる。
もー！だから無駄に声がデカいんだって。
思わず大貴から体を離すようにして頭を傾けたら
山田「大ちゃんうっさいな。Aさん、こっちおいでよ。」
そう言ってにっこり笑った山田くんが
片手でテーブルに頬杖を付いて もう片方の手で隣の席をぽんぽんと叩いた。
大貴は無駄に声がデカいけど山田くんは…
無駄にカッコいいんだって。
ホント困るから。
A「行かないし。」
俯いてボソッと呟きまたビールをぐびぐびっと流し込む。
そんな私に困ったような顔をして小さく笑った山田くんは
カバンからスマホを取り出してポチポチといじり始めた。
フラれた…って言ってたけど、彼女、とかだったのかな？
こんなに綺麗な顔した王子をフルなんて よっぽどステキな人なんだろうな。
ビールを握りしめたまま気付かれないように山田くんを見つめてみる。
スマホ弄っててもほんの少しだけ上がってる口角のせいかにっこり笑ってるように見えるし
緩めたネクタイと外れたボタンの隙間から見える素肌がすごく綺麗だし
なんならちょっと…いい匂いだってするし。
って！別に山田くんの事なんて好きじゃないし！
フラれたって聞いて胸が痛くなったりドキドキしたりなんてしてないし！
ワザと大袈裟にはぁっと大きなため息をついて残りのビールをぐびぐびっと飲み干した。
有岡「A…おちてる…」
A「えっ？何がっ？」
大貴にそう言われて思わずぱっと口元を抑え下を向きながら服の上を確認したら
有岡「ちっげーよ(笑)！」
そう言った大貴が私の胸の真ん中を指でトンと突いて
有岡「ココが、完全に堕ちてる顔してる。」
そう言って新しく来たビールを受け取っていつも私が頼む甘いカクテルを頼んでくれた。
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えこる(プロフ) - ななそんさん» ななそんさん♪別グループって・・・もしかして嵐でもJUMPでもないってことですか・・・？それなのに私のお話を見つけて読んで下さって、ほんとにありがとうございます。ちょとずつですがパスも解除しますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。 (2018年7月8日 21時) (
レス) id: e6799d20af (このIDを非表示/違反報告)
ななそん(プロフ) - 別グループのファンでえこるさんの書かれるお話が好きで読んでいたのですが、こちらのグループのお話も一気に読んでしまうぐらいドキドキキュンキュンしてしまいました♪続きはまだ公開されていないんですね(T_T)気長に待ってます♪ (2018年7月7日 11時) (レス) id: 121aa162df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えこる
作成日時：2017年1月12日 11時
