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小|中|大|筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる。
陽成院(13番)『後撰集』恋・777
_______
【現代語訳】
筑波のいただきから流れ落ちてくる男女川が、最初は細々とした流れから次第に水かさを増して深い淵となるように恋心を次第につのって今では淵のように深くなっている。
【言葉】
『筑波』は常陸国(現在の茨城県)の筑波山の事。山頂が男体山と女体山の2つに分かれ、万葉の昔からよう歌に詠まれた。古代には春と秋に男女が集まって神を祀り、求愛の歌を歌いながら自由な性 行為を楽しむ「歌垣」として知られていた。
『男女川』
「水無乃川」とも書く。男女川、女体川の峰から流れる側なのでこう呼ぶ。川は筑波山を流れて桜川に合流し、霧ヶ浦に流れ込む。
『恋ぞつもりて』
恋情がだんだんつのってという意味で細かかった川の流れが峰から里に下るにつれて太く強い流れになっているイメージと重ね合わせている。
『淵となりぬる』
「淵」は流れが固まって深くなっている場所。恋の気持ちと川の流れを重ね合わせ、恋心がつのっている様子を表現している。
※誤字脱字注意
(生々しい部分、有。苦手な方はお止めください)執筆状態:更新停止中
陽成院(13番)『後撰集』恋・777
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【現代語訳】
筑波のいただきから流れ落ちてくる男女川が、最初は細々とした流れから次第に水かさを増して深い淵となるように恋心を次第につのって今では淵のように深くなっている。
【言葉】
『筑波』は常陸国(現在の茨城県)の筑波山の事。山頂が男体山と女体山の2つに分かれ、万葉の昔からよう歌に詠まれた。古代には春と秋に男女が集まって神を祀り、求愛の歌を歌いながら自由な性 行為を楽しむ「歌垣」として知られていた。
『男女川』
「水無乃川」とも書く。男女川、女体川の峰から流れる側なのでこう呼ぶ。川は筑波山を流れて桜川に合流し、霧ヶ浦に流れ込む。
『恋ぞつもりて』
恋情がだんだんつのってという意味で細かかった川の流れが峰から里に下るにつれて太く強い流れになっているイメージと重ね合わせている。
『淵となりぬる』
「淵」は流れが固まって深くなっている場所。恋の気持ちと川の流れを重ね合わせ、恋心がつのっている様子を表現している。
※誤字脱字注意
(生々しい部分、有。苦手な方はお止めください)執筆状態:更新停止中
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作者名:レイ | 作成日時:2017年1月21日 7時