４話 ページ5
私たちは前から２番目だった。
最悪だ。
『では、出発しまーす。行ってらっしゃーい』
行ってらっしゃいじゃないよッ！！
私なんか、もう半べそだからね！？
「A、目、つむってろ。」
「うう・・・」
でも私、カタカタっていう坂を上る音も嫌いなんだよ・・・。
「怖いッ・・・」
「大丈夫だ、A。」
言っとくけど、わざとじゃないからね！？
マジで怖いから！！
死にそう・・・
カタカタカタカタ・・・
ああ、来た・・・。
「エレンっ・・・」
ああ、下の方から視線が・・・
私はエレンの手を強く握りしめた。
「くっ・・・」
ごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおっ
風がきる。
「きゃあああああああああああああああああっっっ」
皆が叫ぶ。
私はひたすら無言。
怖くて気、失いそう・・・
「Aっ」
「っ」
恐怖の時間は５分ほどで終わった。
私にとってはもう地獄の５分間だったけれど。
「えっと・・・落ち込んでいるAには悪いんだけど、残りは観覧車なんだよね・・・」
「ええ・・・」
私はエレンの右腕にしがみついていた。
「A、無理すんなよ？」
「そうだぞ？これでぶっ倒れられたら・・・」
「ライナーの言うとおり。大丈夫？」
「あんたもう、脚元ふらついてんだけど・・・」
「コニー、ライナー、ベルトルト、アニ・・・。ありがとう。でも、私だけ抜けるなんてずるいから。最後までやる。」
「そうかい。あたしはもうあんたがどうなっても知らないよ？」
「アニ、そんないいかたすんなよ。A、じゃ、頑張れ。」
ライナーが私の肩を叩いて行った。
「くじ引いてくださーい！」
私は一番最後のくじを引いた。
もう誰でもいい、と言う気持ちが芽生え始めた。
「うう・・・６番！」
観覧車なんて、死ぬよぉぉ・・・
本当に悪いです、６番の方！
「俺だ。」
そっと顔をあげて彼の顔を確認する。
「リ、リヴァイ兵長！！」
「てめえか、A。」
「あう・・・へいちょ・・・」
ダメだよ、兵長に迷惑かけらんないッ・・・！
「えっと、A、リヴァイ、大丈夫？」
「うう・・・」
私は首を横に振った。
絶対に乗るもん！
「へいちょ、ちょっと待ってください、心の準備が・・・」
皆はもう乗っている。
私は心を落ち着かせ、兵長にこくりとうなずいた。
「いいか。」
「はい。」
兵長となら・・・。
たぶん、大丈夫。
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my - ・・・・・・・は (2015年1月26日 10時) (
レス) id: e061749af1 (このIDを非表示/違反報告)
Otohana(プロフ) - 2番でお願いしまーす！ (2015年1月21日 17時) (レス) id: 83b0482831 (このIDを非表示/違反報告)
聖(プロフ) - １がいいです(^-^)v頑張ってください(p^-^)p (2015年1月20日 21時) (レス) id: a5be54c4d3 (このIDを非表示/違反報告)
理緒乃 - 期待を裏切ってしまい、申し訳ないです。でも、こんなにも多くの方がアンケートに答えてくださり、嬉しかったです。こんなバカでアホな駄作者ですが、よろしくです。 (2015年1月19日 19時) (レス) id: 83a9fb9ed0 (このIDを非表示/違反報告)
ＣＨＩＬＡＬＯ - １キターーーーーーーーーーーーーー (2015年1月18日 23時) (レス) id: eec38d3fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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