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「A様〜！！」
「おっ、とと....悟！」
硝子さんの言葉に疑問符を浮かべていたら急に視界が漆黒に染まって、身体の重みと共に馴染みある声が私を呼んだ。
「おい五条、神トがコケそうだったが」
「あッ、ご、ごめんなさいッ！そ、その、A様に会えたのが嬉しくて....ごめんなさい、もうしない、もうしないです」
「いいよ。会えて嬉しいのは分かるし。勢いよく突進するのがダメなだけだから、今度は気をつけてくれればそれでいいよ」
あまりにも悟が勢いよく抱きついてくるものだから体制を崩すもなんとか持ち堪えて悟の腰に手を回す。そんな私たちを見兼ねてか、硝子さんが呆れたように指摘すると悟はまた可愛い瞳に涙を溜めてこちらを見る。
大丈夫なことなんて伝わらないだろうし、悟の罪の意識が少しでも消えるようにと注意して約束しようと小指を出した。
すると悟は顔を輝かせて小指を私の小指に絡ませる。
「それで？悟は何しに来たの？」
そういえば、と私に擦り寄って甘えている悟に尋ねる。確か悟は今日から悠仁の面倒を見るとか言っていた気がした。
「A様に、会いたかったのと....あ、と、は....」
「あとは？」
「自分事なので....任務でつ、疲れてて、A様に癒して、ほ、ほしくて....ごめんなさい。卑しくてごめんなさい」
「大丈夫、大丈夫。悟はいつも頑張ってるもんね。少しくらい我儘言ったっていいんだよ。よしよし、えらい、えらいねぇ」
悟はどもった。私に失礼だと思ったのか、それとも嫌われたくなかったのか、急に私に絡ませていた指を、身体を小刻みに震わせてまた頭を下げる。
ああ、と私は悟を抱きしめて頭をヨシヨシと撫でる。これで落ち着いてくれるだろうか。
「まあ後はそうだな、虎杖のことは五条がなんとかする。安心して訓練してくるといい。....と五条が言うはずだったんだがな神トの前じゃ難しいようだな」
「しょうがないでしょ....あいしてるひとのまえだから....ううん！なんでもない。A様、悠仁のことは僕に任せて」
ぷくと頬を膨らませた後、硝子さんに応じるように眩しいくらいの笑顔を私に向ける。
「行ってきます！」
行ってきます。
私もみんなを守れるように、せめて足を引っ張らない程度に強くなりたい。
「野薔薇〜！恵〜！みんな！お待たせ！」
私は先に訓練している皆の元へ走っていった。
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ミルクティー - 悟がガチめの信仰者で驚き👀‼️棘が梵天マイキーみたいで、可愛かった (4月8日 19時) (
レス) @page13 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
奇花琉 - 花ノ園さんのこの作品夢主のためにみたいな感じでめっちゃ好き…。めっちゃ面白い！！ (3月3日 7時) (レス) id: d03b24d678 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - りんごさん» わかりますぅぅぅぅぅ！！！！ヤンデレに依存してしまい従兄弟が泊まりに来てもこっちに集中してしまいます！(何言うてんねん） (2023年3月30日 2時) (レス) @page13 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 久しぶりに読みに来たのですが、やっぱり大好きです!!!!!!ヤンデレさいごおいおうぉぁあ (2023年2月4日 23時) (レス) @page13 id: 64fcbccf7d (このIDを非表示/違反報告)
社会のゴミです - 凄いですね！この小説！性格と真反対なのも可愛い！すごく面白いです！これからも体調に気おつけて頑張ってください！ (2023年1月24日 16時) (レス) id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
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