ろくじゅうに〜あと1日〜 ページ29
紅葉side
「今の…どういうことですか……？」
「！！中也……。」
鴎外殿とAについて話していると、中也がやってきた。
「最期って……言ってましたよね？」
「中原君、落ち着き給え。」
「Aは死ぬってことですか？」
「「！！」」
中也の顔は青白くなってきた。
矢張りこうなるじゃろうな……。
「俺以外の構成員は、アイツが…、Aが死ぬ事を知っていたんですか？
なんで俺に教えてくれなかったんですか！？
いつから！！
Aが死ぬって知ってたんですか！！」
「中也……。」
わっちが言葉を詰まらせておると、
「彼女が任務に行かなくなった前の日の任務。
敵の異能にかかったんだよ、彼の娘は。」
「！！随分前の……。」
「あの時から君には言わないと言っていたよ。
君を幸せにする為にと。」
そう。あの頃はまだ中也はAに対してあたりが強かった。
その事を思い出したのか、中也の目がどんどん虚ろになっていく。
「皆んながAの状態を知っていた……。
Aが探偵社に行っていた事もその事を言う為だったのか…。
道理で青鯖が最近の様子も知っていた…。
アイツの方が俺より先に知ってたのかよ……。
でも、全部俺の自業自得じゃねェか！！」
「……中也よ。まだ少しじゃが時間はある。」
「！！紅葉君まさか……。」
「Aを探しなさい。わっちらにも何処にいるかまでは知らぬが……。」
「私ちょっと聞いたわよ！！」
「「「！！？」」」
エリス嬢の唐突な発言にわっちらは驚く。
「確か、思い出の場所って言ってたわ！！」
「思い出の場所……。」
中也は思い当たることがあったようでハッと顔を上げる。
「中原君。行ってあげなさい。」
「お願いね、中也！！」
「わっちらの分まで頼んだぞ？」
「！！行ってきます！」
・
・
・
中也、Aを
よろしく頼むぞ。
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花咲カナデ - 素敵なお話ありがとうございます。沢山泣かせていただきました。また素晴らしい作品を作って下さること期待しております。 (2021年1月20日 23時) (
レス) id: d8df8c2201 (このIDを非表示/違反報告)
雑草と花(プロフ) - 涙腺が…涙腺が…すごい泣きました。こんなに感動したのは久しぶりです。 (2019年12月12日 18時) (レス) id: 157490c8f1 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - ヤバいマジで泣いた。妹にならはよ〇ねと言われてしまいました( ；∀；) (2019年5月1日 21時) (レス) id: 4f1debc7c1 (このIDを非表示/違反報告)
いぶりーす - めちゃくちゃ無意識に涙出るぐらい感動した。好きなアニメなのもあったからマジで泣いた。こんなに泣いたの久しぶり (2019年2月13日 11時) (レス) id: 28cc9a9d55 (このIDを非表示/違反報告)
乱歩君大好き人間(プロフ) - 号泣せずには居られない…何回もリビングで泣いたわﾎﾞｹ…(((母になんで号泣してんのって言われたので取り敢えず『これやばい。神。神。神すぎ…ｳﾜｰｰｰﾝ』と言っておきましたが白い目で見られました（） (2018年8月29日 14時) (レス) id: 890e7ee745 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿羅姫 | 作成日時：2018年6月21日 21時
