ずっとずっと大好きです。【中原中也】

さんじゅうご〜あと10日〜 ページ2

鏡花達に手を引かれ、やって来たのはうずまきという喫茶店。



「で、何するんだい？今回の女子会は。」


『決めてなかったんだな……。』





「何言ってるんですの、お二人共！女子会といったら恋バナに決まっていますわ！」

「……毎回、それやる。」



「ですが、今回はAさんがいますわ！！」







まじか。(白目)



「Aさんはずっと一途。」


『あれ、鏡花、案外乗り気だったりするの？

え、嘘。マジか。』



「まぁ！Aさんにはお慕いしていらっしゃる方がいるのですね！！」


「へぇー。誰だい？妾も気になるねェ。」




『流石にそこまでは「中原中也。」鏡花ぁぁ！？』



「あー、乱歩さんが素敵帽子君って言ってた奴か。」


「オレンジの髪色をした方ですわよね！」





鏡花……、ノリノリかよ。



「付き合ってはいないのかい？」

『！…まぁ。』







少し気まずい空気が流れる。









「……よしナオミ、鏡花！今から妾達はAの悩みを受け止める仕事をするよ！」


『え！？』




「妾が請求するのは……、あんたの幸せでどうだい？」









そう言った晶子さんは物凄くかっこよかった。

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