キャラメルヘヴン ２【沖田総悟】

隊長25 ページ9

『っ…』



眠い目を擦りながら



体を起こす。





ここは食堂。





『あ、昨日…。』




私は昨日食堂にいたことをようやく思い出した。



夜中にお腹がすいて、サラダを食べて…






……っ




昨日のみたらし団子は、


蓋が閉じたまま、おいてあった





｢よだれ、垂れてっぞ。｣


ハッとして隣を見ると



タバコをふかしている土方さんの姿が。



『はっ！ひっ、ひじゅ、土方しゃん！』



隣に土方さんがいたことに気付かずに、私は爆睡していたのか…。







腹切ろう。うん。←






どうでもいいけど布団で寝たい…。








てか、何！？気まずっ！




私は何を話そうかと頭の中をぐるぐる回転させながら話の内容を考え、最終的に私の口から出た言葉は、



『本日は…お日柄も、よ、よく…』





なんてこった(ﾟДﾟ)





『あ、いや、は、ははっ。』





やばいよ。どーしよ。



｢お前…｣




うわー。引かれたよね…





｢今日はどしゃ降りの雨だぞ？｣





窓の方を見ると、朝から雷がなりそうな程の雲の黒さ、バチバチと音をならせながら地面に打ち付けられる雨。




『あはっ。そうですか…。いやぁ…雨、雨ですねー。あ、雨日和…？』





しばらくの沈黙に耐えられなくなり、私は




『私、非番なんで、寝てきますね…。』




と言い、部屋へと戻った。

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