キャラメルヘヴン ２【沖田総悟】

隊長19 ページ3

ドォォォォン






いきなりの爆発音でビックリした私は

扉の方をみた。



煙がモクモクと立ち上って、見えにくい。




見えたのは一人の人影。





でも、土方さんでも、近藤さんでも、総悟でもない。





神威｢ネェ、晋ちゃん。俺のA何連れていっちゃってるの？｣



『私はお前のものになった覚えはない。』



きっぱり言うと高杉は


高杉｢お前が鬼兵隊に入る決断をするまで返すつもりはない。｣



いかにも“物“のような扱い方。




嫌なんだ。この空気。




この全てが嫌い。




速く






帰りたい。







みんなのもとへ。









『速く帰らせて。』





『一刻も速く』





刀を拾い二人の首もとまで持っていき




私はそう言った。





本当は怖い。




とても怖い。





でも、逃げてるだけじゃダメなんだ。





本当は



助けに来てほしい。





でも、でも、







ﾊﾞｧｧｧｧｧﾝ





神威の登場同様、



人影が見えた。




私の知ってる人。




私の仲間。









『総悟…』

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