推しと仲良くなってしまった…

さんじゅうなな ページ37

論「昨日はごめんねぇ！突然さとみくん呼んで家にも誘ってしまって！」
『いやいや、全然！楽しかったし！』
さとみ「Aちゃんもこう言ってるし、いいんじゃなーい？ 論「ちょっと！さとちゃん静かにして！」えぇ…」

私は家に帰ろうと靴を履いて玄関に立っている。「ほら、ピシッとして！」と論くんはさとみくんに言う。そこまでしなくてもいいのに笑と思いつつ2人の絡みが面白くて微笑む。

論「じゃ、また遊ぼーね！」
さとみ「俺とも！LINEするわ！」
『うん、楽しかった！またね！』

軽く手を振ってドアを開けて自宅に向かう。明日から仕事…めんどくさいけど華ちゃんがいるからいいか。


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さとみ視点

はい、Aちゃんが家を出てから5分くらい経ちました。俺は論に今にでも殴られそうです(((

論「いつの間にLINE交換したんだよ！！」
さとみ「お前が起きるのが遅いからだろ！！」
論「くそっ、徹夜してでも起きとくべきだった…」

論がAちゃんのことを好きなのは薄々気づいていた。だってAちゃんのことを話す時の論の顔、やべぇもん(((
でもこれほど好きとは思ってなかったな。っていうか初めて論のこんな態度見たかも。

論「まぁ…いいや。……家に居るし、ゲーム実況でも撮る？」
さとみ「あー、いいね。録り溜めもしとこっか」

論は実況部屋に向かった。でも実況部屋のドアの前で振り向いて俺を指さしながら言った。

論「お前からメッセージ送んなよ!!?」

…嫉妬深い男は嫌われるぞって言ってやりたかったけどはいはい、だけに済ませといた。言ったらまた面倒くさそうだし(((

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