ちょっとお気に入りかも ページ16
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体育館横の水道で、ただただ無心でドリンクのボトルを振る。
まだアップが始まったばっかだし、同じ体育館だということで青城の分も俺が請け負った。
記録はさすがに2校を同時に見ることは無理なので梟谷だけど。
「暑いからな、薄いと良くないし、濃すぎてもあんま体に良くないし…」
なんだかんだいってしっかりとマネ業をこなす俺は偉いと思う。
まあこれが烏野のドリンクだったら倍の速さで終わるんだけどな。
「…っし」
作り終えた2校分のドリンクを持って体育館に戻り、近くにいた赤葦くんに声をかける。
「アップ中もちゃんと水分補給しろよ。木兎の体力に合わせてたら他の奴らが持たないだろうから赤葦くん休憩頼むわ」
「すいません、ありがとうございます日南さん」
わざわざ頭を下げる赤葦くんにヒラヒラと手を振って梟谷コートを後にする。
赤葦くんは変に生意気じゃないし、しっかりしてるしいい子だ。
ウチ来てくれたら可愛がるのにな。
「……ドリンク持ってきたけど。どこ置けばいい？」
「あっありがとー！そこ置いて…あ、烏野のマネくんがやってくれたの？」
ちょうどキリがよかったのか、及川を筆頭に青城メンバーが続々と集まってきた。
「梟谷のもやってんだろ？わりーな、うちのまで」
そう俺に声をかけてきたのは3年の…エース、たぶんエース。
「あー…わりーな、名前知らねぇんだわ。俺は3年の日南A」
「ああ、3年の岩泉一だ」
それを聞いて、他のメンバーも自己紹介をしてくれた。
及川、岩泉、花巻、松川。
2分で忘れるだろうな。
「日南さ、練習試合で及川に青城の後輩紹介しろって言ったんだろ？」
「……ああ、言った気もすんな」
俺ならたぶんそう言ったんだろう。覚えてないけど。
曖昧に頷くと、話しかけてきた花巻はニヤニヤしながらセンター分けの(たぶん)後輩を連れてきた。
「ちょ、なんですか…」
「日南、どうよコイツ」
練習試合に居たような居なかったような、見たような見なかったような…
「……何年？名前は？」
「1年ですけど…国見英です」
何だかよく分かってない顔の国見に顔を近ずけると、目を見開いた。
「…へぇ。可愛い顔してんじゃん。他校は興味ねーけどお前なら可愛がってもいいわ」
「はあ……」
「あ、やべ戻らねーと」
あいつ、烏野に会えない間の癒しにしようかな。
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春千瑠 - はぁぁぁぁ……尊い……基本主受け苦手なんですけど、この作品は面白いです❗大好きです❗（唐突な告白) (2022年12月30日 13時) (
レス) @page38 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
コア(プロフ) - うわーん男主総受けウマウマwww。続き待ってます！ (2020年1月5日 14時) (レス) id: 152d2c568b (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ - とても面白かったです！！更新頑張ってください！！ (2019年10月14日 12時) (レス) id: ba8b81f396 (このIDを非表示/違反報告)
鴎外 - バンッバンッバンッ(床を叩き乍悶えつつ紅色をタラタラと)あァ蛍オチになれ (2019年10月6日 21時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
木葉夕陽(プロフ) - あーあーあーあーこのまま菅さんオチに((())) (2019年8月19日 2時) (レス) id: 2206744357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叶 | 作成日時：2019年4月13日 23時
