日は炎にも勝る。

俺達のところに来ないか ページ26

浅草

『そろそろ撤退ですか』

桜備「あぁ、そろそろ管轄地に戻らないとな」

森羅「継く」

『桜でいいですよ』

森羅「！じゃあ…桜、お前はどうするんだ？」

『どう、とは？』

森羅「浅草に残んのか？」

『え…』

　そういえば、何処にも所属はしてないんだっけ

新門「隊員無しで、何うちの話してやがる」

　皆が敬礼する

『どうも』

紺炉「どうすんだ、嬢ちゃん。うちは野郎だらけだぜ」

『男性には慣れてるから、平気だけど』

全「え？！」

『治療してあげたりしていたから』

全「(そういうことね…)」

『う〜ん…』

私は此処に居るとき、自然と思ってしまう

　
　
　楽しそう


　ここに居たら何を学べるのだろう




　この思いには応えたい

　でも、迷惑かもしれない


新門「おい」

紺炉「(あ)」

『？』

新門「俺達の所に来ないか？」

『っ！』

＿＿桜、君は自分よりも他人を優先してしまうけれど、たまには欲張りになりなさい＿＿＿

『お館様…』

仰せのままに

『迷惑でないのならば、よろしくお願いします』ﾆｺｯ

新門「！」///

この時私は

少しだけだけれど

前の自分に

戻れた気がした

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