Episode 13 ページ13
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ジェイド……部屋、どこだっけ…
来たのは数回しかないし、ジェイドの部屋わかんない。
寒い。
髪、乾かないし……
仕方なく、オクタヴィネルの共同スペース(あるかな？)に行くと、アズールが何かしていた。
おやおや、ラッキーじゃないか。
『アズール、』
アズールは、俺の声におや、と顔を上げる。
見ていた書類は、難しいことが書かれていて読む気にもなれないね。
『ジェイドの部屋ってどこ？』
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
〜アズール・アーシェングロット〜
僕がモストロ・ラウンジの売り上げや経営状態についての書類を読んでいると、誰かに名前を呼ばれた。
「アズール、」
ちょっと高めの少し子供っぽい声は、Aだ。
『おや、』
案の定、僕が顔を上げると長い袖を揺らしたAがいた。
いつも思うのだが、あの袖で隠れた手で物が持てるのだろうか。
そんな心配を他所に、彼は長い袖の上から持っていたノートを僕に見せ、
「ジェイドの部屋ってどこ？」
と、問うた。
『ジェイドの部屋、ですか？』
A「うん。ノート借りてたんだ。」
パラパラとノートを捲る、A。
『案内しましょうか……と言いたいところですが……』
A「え……何？」
『髪、どうにかしましょう？』
A「え"…めんどくさいし…いいよ。このまんまで。」
『風邪を引きますよ。』
A「いいの〜」
それにドライヤーは音がうるさいもん、と頬を膨らませる彼は本当に同い年だろうか？
しかし、風邪を引かれると少し気の毒だ。
彼を自分の座っていたソファーへと促すと大人しく座ってくれた。
肩にかけてあったタオルで、綺麗な白い髪から水気を拭き取る。
深紅の瞳を細めてうとうとし始めるA。
ここで寝られては困る。
『A、ここでは寝ないでくださいね。』
A「わーってるよ…」
もう既に呂律が回っていない気もするが。
完全に、とまではいかないがある程度乾いた髪を櫛でとかし、Aをジェイドの部屋へと案内する。
『ジェイド、お客さんですよ。』
僕がそう声をかけるとすぐに扉が開く。
「僕に、でしょうか？」
A「おわ開いた。ジェイド、ノートありがと。」
ノートを手渡すAにあぁ、とうなずくジェイド。
ジェイド「明日でも良かったのに。」
A「忘れたらめんどくせーもん。また貸してよ。」
ジェイド「授業をちゃんと聞きなさい。」
A「えぇ…ルチウス見てると眠くなるんだもん…」
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弐月リオ(プロフ) - がんばー おもろかったですー (2021年6月25日 21時) (
レス) id: adb98cdc51 (このIDを非表示/違反報告)
ユーイ(プロフ) - 凛／月影／霖さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2021年4月18日 20時) (レス) id: e4218c0954 (このIDを非表示/違反報告)
凛／月影／霖(プロフ) - ユーイさん» すみません、どうしても気になっちゃって…ちっぽけなことなんですが……私、無気力男子が大好物なので本当好きです！更新頑張って下さいね！！！ (2021年4月18日 20時) (レス) id: 0b140bf78a (このIDを非表示/違反報告)
ユーイ(プロフ) - 凛／月影／霖さん» 確かに……。そこら辺気にしてなかった。ありがとうございます。直しておきます。 (2021年4月18日 19時) (レス) id: e4218c0954 (このIDを非表示/違反報告)
凛／月影／霖(プロフ) - すこすこのすこです…一つ気になったのですが、スカイさんって英語表記でsからだと思うんですが、出席番号はアルファベット順だったと思うのでローズハートさん（r）よりも後ろだと思うんです…変なところ指摘してすみません、気になってしまい…更新楽しみにしてます！ (2021年4月18日 19時) (レス) id: 0b140bf78a (このIDを非表示/違反報告)
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