とにかく無気力な２年生【ツイステ】

Episode 12 ページ12

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『エペルは今、帰り？』



エペル「あ、はい。今帰りです。A先輩もですか？」



『ん〜、俺は寄り道しとったらこんな時間になってた。』



エペル「寄り道？」



エペルが首をかしげる。



う……あざとい……顔が綺麗だなぁ……



『寮まで送ってこーか？』



エペル「大丈夫だよ。ありがとうございます。」



『ん、バイバイ〜。』



エペルが鏡で寮に戻ったのを確認して、俺もハーツラビュル寮に戻った。



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そして、これまた、自室から引っ張り出されると、食堂まで連れてこられた。



『いいって言ってるのに〜……』



ケイト「はいはーい。いいから、いいから。」



リドル「A、明日の準備はしてるのかい？」



『え？いや……要らなくね？？準備とか。』



トレイ「いや、準備は怠るな。」



『えぇ〜…あぁ、服は大丈夫やけん、安心して。』



リドル「本当だろうね？」



『本当だろうよ。』



ケイト「他人事みたいだね。」



『うん。あ、そう言えば、図書館で何してたの？トレイ…』



トレイ「ん？あぁ、いや別に。調べ物だよ。」



『くぁ〜……そ。何でもないならいいや…早く寮に戻ろ……「明日はなんでもない日」だもんね……』



いや、ただ、単純に眠たいだけだけど…



ケイト「それもそうだね〜！じゃ、戻ろ〜？」



リドル「そうだね。明日を寝過ごしたら……おわかりだね？」



『だってよ、トレイ。寝過ごすなよ？』



トレイ「俺じゃなくてAに言ってるんだよ。」



『え？嘘。』



リドル「Aだよ。」



『えぇ〜……なんで？』



ケイト「いっつも寝てるからじゃない？」



トレイ「いや、明確だろ。」



『え、えぇ……』



明日はちゃんと起きるって。



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『あ……ジェイドにノート返さないと……』



借りてたんだった。



寮に戻って、鞄を漁ってたらジェイドから借りたノートを見付けた。昨日借りたヤツだ。



今から、行ったら迷惑かなぁ。



明日でも……いや、忘れてるかも…



返し忘れたらアレだし……今から行ってもいいかな。



ま、いいでしょ……



お風呂入ったばっかで、髪すら乾いてないけど。



行こ。



オクタヴィネル寮の鏡の前に来て、鏡に寮に入れてもらう。



入ってすぐ目の前に広がるのは、青。



すげぇとこだよなぁ……



あんまし、好きじゃないけど…

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