GAME ver2 (ページ19)

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2871：名無しさん Invalid Date ID：wEs77t
5日目になったけど、発見できそうですか？w

2872：名無しさん Invalid Date ID：Si8G26
探してる人達、負けないで下さい

2873：名無しさん Invalid Date ID：N210a
早く捕まえてくれ

最終日となって盛り上がる掲示板

神山君は、私達を煽るような書き込みをしていた

「…のんちゃんが見つかりますように、」

私はのんちゃんが絶対に見つかりますように、そう強く願って玄関を出た

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「今日は俺とAちゃんの2人、照史と流星と神ちゃんの3人、2つに別れて小瀧さんを探す」

「先に捜査をしている方達も居るけど、小瀧さんはまだ見つかってへん」

「今日はとにかく小瀧さんを発見すること、それだけを頭に入れてくれ」

いつも以上に殺伐とした雰囲気の職場

のんちゃんを発見出来るか、出来ないかに緊張感が走る

「じゃあ、行こか」

濵田さんと車に乗り込み、海辺へ向かう

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職場を出発してから1時間以上経っただろうか

景色は遠くに海が見え、近くには工場が並んでいた

「この辺りやな」

濵田さんが車を止め、工場が並んでいる中で私達の捜査は始まった

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「居らんな…」

「…っ、」

「Aちゃん…、1回休憩とろうか」

「…はい」

お昼を回った頃、のんちゃんの捜査は進んでいるものの発見の連絡はなかった

濵田さんが気遣って休憩をとってくれた

「…はぁ、」

途中で買った軽食を目の前にするが、私の喉には全く通らなかった

「1人やない、俺も居るから」

「…、！、ありがとうございます」

濵田さんが、私の頭を優しく撫でてくれた

きっと私の顔に、のんちゃんのことで不安が出てしまっていたのだろう

「…頑張らなきゃ、」

自分にだけ聞こえる声で喝を入れて、軽食を食べ始めた時

「ちょっと待ってな」

濵田さんの携帯が鳴り響いた

「濵田です、はい…はい…、えっ、！、……、わかりました、すぐに向かいます」

話している最中、表情豊かに変わる濵田さんの顔

電話を切り、涙目で此方をじっと見てくる

「ちょっと待ってな…、落ち着いて聞いてほしい」

「…はい」

「小瀧さんが…見つかったって」