GAME (ページ23)

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「…皆揃ったな、さっきの書き込みのことはわかってるよな？」

「実際、俺らの状況はあの通りになっている」

警察や刑事達は出来る限りの住宅街やお店を探した

それなのに居場所の見つける所か、中間さんの情報の手掛かりすらない

「残り3日間しかない…発見の為に、もう一度改めて考えないといけない」

「そこで3人にも、中間さんの居場所について考えて調べてほしい」

濵田さんと桐山さんの今まで以上に強張った表情に緊張感が走る

それ程、中間さんは危険な状態にあるということだ

「何か居場所の候補となる場所があったら、こっちへ報告してほしい」

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「…捜査しても見つからんし情報も、今日の捜査も進歩無し、か」

結果午後の時間だけでは、居場所の追跡には時間がなく明日に持ち込みとなった

「3人は遅い時間やし先に帰って…ただお願いがある」

「何でしょう」

「帰ってからも掲示板の様子、時間あれば居場所について調べてほしい…ごめんな」

「…謝らないで下さい、濵田さん」

私達は濵田さんや桐山さんが見えない所で最大限に努力をしてるのを知っている

彼等の努力を、苦しんでいる中間さんを助ける為にも、私達も出来る限りのことはしなくてはならない

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「A…、大丈夫か？」

「え、…あぁ大丈夫だよ」

私は先程の捜査のこと、のんちゃんは昨日の件から警戒をし、私達2人にも緊張した空気が流れる

いつもは会話をしながら歩く帰り道も、今日は静かだった

「今日は居らんね」

今日は昨日の1件があったからなのか、追跡してくる人は現れなかった

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「…A、事件のこと？」

「…うん」

帰ってからご飯やお風呂を済ませ、ずっとスマホと睨めっこをしていた自分

のんちゃんは寂しそうに眉毛を下げて此方を見つめる

「ごめんね、のんちゃん」

「ううん事件大変やし、その代わりに事件終わったら沢山構ってな？」

「わぁ、！」

大きい手で頭を撫でて来たと思ったら、くしゃっと笑って此方を見つめて来る

こんなに支えてくれて、事件が終わったらのんちゃんには沢山のお返しをしないと

「そういえば今日はストーカーするやつ居なくてよかったな、この状態でAの誕生日迎えたらええな」