どこに居ても、必ず…

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A｢エマ武道と知り合いなの？｣

エマ｢この人、エマの下着姿見たくせに逃げたんだよ｣

A｢は？｣

武道｢ﾋｯ……｣





エマの下着姿を見た？武道が？ヨメいるのに？

さっきまで話していた声とは格段に低い声を発してしまった。どういう事だと武道を問い詰めようと視線を武道の方に向ける。





花垣｢すびばせんでした。もう二度とこんなことはいたしません｣

橘｢ふんっ！知らない！｣






…既に武道は日向にボコボコにされた後だった。バカでしょコイツ…なんて憐れんだ目で武道を見つめた。

ケンちゃんの方を見たがさっきまでは多少ピリついてた雰囲気がもう元に戻っていた。

まぁ、ケンちゃんはちょっと考え方が大人な所あるからなぁ…とケンちゃんを見ながら思った。



すると、エマが少し小さい声で独り言のように呟いた。




エマ｢ウチのことなんか全く興味なし、マイキーとバイクの事ばっか。少しは怒るかなって思ったのに…｣




それを聞いていたのだろう。武道と目が合った。武道も察したみたい。


…どうしてこうもまぁめんどくさいのだろうと思うけど私が口を出すことじゃないから何も言えない。なるようになる。




それでも、






A｢エマ｣

エマ｢ん？｣

A｢自分の体を粗末に扱っちゃダメだよ。武道だから良かったものの…ね？分かった？｣

エマ｢…はーい。ごめんね、ねぇ｣

A｢ン。分かればよろしい｣






それでもちゃんとダメな事はダメって言わなきゃね。

早く大人になりたいのは分かるけど、そんなに焦んなくたって大丈夫。


エマの頭をヨシヨシと撫でると、エマは目を細める。その顔がたまらなく好きな私は世にいうシスコンなのだろうか。





龍｢オラァ、集まれテメェら！！集会始めっぞ！！！｣






エマを撫でくりまわしているとケンちゃんの図太くてでかい声が響いた。

ゾロゾロと東京卍會の皆は奥の方に集まって行ったので私はエマと日向とお喋りしながら待つことにした。







A｢エマ、日向見つけて3人でだべってよう｣

エマ｢うん！｣








可愛い。

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