6話 ページ7
A「…」
善逸「…」
あ、これ助け求められるやつかな、大声で叫ばれて鬼がこっちにくるやつかな…
数秒目が合ってとりあえず刀に手をかけて構えていたけれど、私が思った事が起きる事はなかった………あれ、
善逸「……」
なぜなら、あの少年叫ぶどころか鬼の目を盗んで、
逃 げ て
口パクで私に向かって"逃げて"と言ってきたのだ
普通人間って自分が窮地に陥ると他者に助けを求めるものだと思うけど…炭治郎といい、あの少年といい、優しい子ばっかりと会うなぁ
すると、私が逃げないからか少年のさっきとは違う変な動きに鬼が気付いて…
A「あ」
「あ?」
「ひひっ、女だァ」
目が合ってしまった
口の端が耳につくくらいの気味の悪さで笑うと、こっちに向かって1体の鬼が走ってきた
元々構えていたし、強くもない鬼だったから得意の肆の型で鬼の首を跳ねた
A「あれ、あと1体は?」
少年が登っている木の下に来てもう1体の鬼をキョロキョロと探すけれど、そこにはもういなかった
逃げたのかな…だってもうさっきの鬼の気配はないから私が鬼を斬った時点でどこかに行っていたのかもしれない
上を向いて少年を見る。顔から出るもの全部出ていて、顔がぐしゃぐしゃだ
A「えーっと…大丈夫?」
善逸「大丈夫だよぉ!!ありがとぉぉぉ!!!俺と結婚してくださぁぁぁいぃぃ!!!」
A「え〜結婚は無理だよ〜、だって私結婚するなら師範とって決めてるから!」
善逸「なんでだよォォォ!師範って誰だよォ!!お願いだよォォォ!俺すぐ死んじゃうからさァ!!」
結婚して、結婚してと騒ぐ少年をなんとか落ち着かせて木から下りてもらった
この少年もボロボロだなぁ
A「私、鳴凪Aっていうの!よろしくね!」
善逸「俺は我妻善逸だよ!可愛い名前だね!Aちゃん!」
A「ほんと?ありがとう!」
善逸は話すたんびに小さな事でも褒めてくれるからなんだか恥ずかしい
金平糖をあげたら飛んで喜んでいた
そんなにお腹空いてたのかなぁ…
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香乃 - よろしくお願いします✨更新が楽しみです! (2022年3月29日 11時) (レス) @page6 id: 39e163f9a9 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - 香乃さん» うわぁぁありがとうございます!始めたばっかですけど…(フォローしてくれると嬉しいです…)作品の更新も頑張りますのでよろしくお願いします🙇♀️ (2022年3月28日 23時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
香乃 - ツイッター見ました!絵上手ですね!! (2022年3月28日 19時) (レス) @page6 id: 39e163f9a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空こころ | 作成日時:2022年3月26日 17時