15話 ページ17
A「ねぇねぇ私たちどこに向かってるんだっけ?」
金子「北西ノ森ヨ!!脳ミソ入ッテナイノネ!!」
A「なんて事言うんだこのカラス!!」
どこからそんな言葉を覚えてきたのか不思議になるくらいに言葉がキツイ。キツすぎる
え、私になにか恨みでもあるの?このカラス……
鴉と言い争いをしながら歩く私は道行く人に変な目で見られてしまったがもはやどうしようもない
急げと急かされ、走らされ、、、、、そのおかげか、目的の場所についたのはちょうど日が暮れた頃だった
A「ぴったり……すごいね金子…」
金子「フンッ!コレクライ当然デショ!私ハ鎹鴉ナノヨ!」
鎹鴉ってこんなに有能なんだ……じゃあ、銀子も師範にはこんなに有能に行動してるってことかなぁ
…………鎹鴉って、すごい
金子「ジャッ、私ハ行ッテクルワ!」
A「え」
…………………………
……カァーと言いながら金子は空高く飛んで行った。行ってくるってどこに行くんだろう…それくらい言ってくれてもいいのにね…
ムンッ、としたような顔を数秒していたけれど、気を取り直して私はこの1歩先も見えないような暗闇の中に入っていった
・
・
・
A「…」
入った…はいいもののすごく怖い。ものすごく怖い。月なんか出ていないから言葉のまんま真っ暗闇。微かにある風もいい感じに草木を揺らしていっそう私の恐怖心を煽ってくる
こんな中でみんな戦っていたのか……すごい
目が暗闇に慣れてぼんやりと見えてきた自分の周りをキョロキョロと見る
右、左、右、左…と左右を確認しながら歩いていると、
A「…………あ」
「……」
目が合った。光る2つの目のようなものとばっちりと目が合ってしまった。猫かと思ったけれど、それは猫と言うには少し大きすぎた……
……え、何すればいいの!?名乗る!?斬る!?ていうか、なんであっちも動かないの!?
目がばっちり合ってあっちも気づいているはずだ。なのに全然動かず…まるで猫のようにこちらをジッと見てくるのだ
気配を探ろうと一瞬…いや一瞬にも満たない時間視線をずらした
……ずらしてしまった
A「…いない」
視線を元に戻すと、さっき居たところにあの鬼はいなかった
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香乃 - よろしくお願いします✨更新が楽しみです! (2022年3月29日 11時) (レス) @page6 id: 39e163f9a9 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - 香乃さん» うわぁぁありがとうございます!始めたばっかですけど…(フォローしてくれると嬉しいです…)作品の更新も頑張りますのでよろしくお願いします🙇♀️ (2022年3月28日 23時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
香乃 - ツイッター見ました!絵上手ですね!! (2022年3月28日 19時) (レス) @page6 id: 39e163f9a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空こころ | 作成日時:2022年3月26日 17時