のんびりちゃん 2

53段 ページ8

滝夜叉丸達もしんベヱと付き添いのきり丸を置いてこっちに戻ってきた

戻ってくる間にも情報は集めていたみたいでとりあえず情報を共有しようという流れになった




厚着｢お前たちはどうだった？オーマガドキの様子は｣

三郎｢はい、私達も情報を集めてみましたがやはり妙です。負け戦なので士気が低いのは分かりますがあまりにも緊張感がありません｣

日向｢ふむ、そちらもか｣




顎に手を当てて考える日向先生。厚着先生も難しい顔をして考えている




A｢あ、私変な噂聞きましたよー｣

厚着｢変な噂？｣

A｢はい、オーマガドキ城主の大間賀時曲時が城の中にいなくて今行方を晦ましているという噂です｣

日向｢それは本当か？｣

雷｢はい噂ですが変ではありませんか？そのような噂が流れているというのにタソガレドキはオーマガドキに攻めてきません｣




噂は噂でしかないから考えても仕方ない

うーん………




A｢よく分かんないや｣

滝｢…とりあえず我々は喜三太の救出を優先しませんか？それらしい情報もありますし｣

日向｢そうだな…厚着先生｣

厚着｢…分かった、そうしよう｣





両軍の争いがまだ激しかった頃喜三太らしい子供が城の周辺を彷徨っていて、城兵に捕らわれたという情報があった

滝夜叉丸の発言により話がまとまったところで上から見知った声が聞こえた





土井｢日向先生、厚着先生｣

日向｢土井先生！｣



A｢滝夜叉丸、土井先生来たよ｣

滝｢見れば分かる。A、私たちは先生方の指示を聞いて動くんだ。勝手な行動はダメだぞ｣

A｢はーい｣




ますます滝夜叉丸のお母さん味が増した気がする

土井先生が合流したことによって、先生方も話がまとまったのか私たちは2つに別れることになった

ちなみに土井先生は山の中に置いてきたしんベヱ達を回収しにまた消えていった

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