のんびりちゃん 2

66段 ページ22

A｢ねぇなんか1年は組動いてるよ？立花先輩と中在家先輩も行っちゃったし｣

喜｢大丈夫じゃない？｣




なんか虎若を中心に1年は組の良い子達が動き始めたけれど、私と喜八郎は穴の中での〜んびりしている

もちろん食満先輩もね

だってむやみに動き回ると危ないもんね。穴の中が今1番安全だよ




A｢ふぁ〜、なんだか眠くなってきた…｣

留｢おいおい、この中で寝るのだけはよしてくれよ？｣

A｢そんな事しませんよ〜｣

喜｢でも今日はいい天気ですよねー｣

A｢そうなんだよね〜、こうも天気がいいと眠くなってくるのは仕方ないことだよね〜｣




ここだけ今戦をしていないんじゃないかと言うくらいこの穴の中はのんびりしている

食満先輩のさっきまでの緊張を帯びた顔はどこかへと飛んで行ったみたいだった



でもそれもつかの間で、後ろの方から大砲を打つ音が聞こえた。それにびっくりしたが、弾が落ちて爆発したのと、水が流れた場所を見て何をしたのかはすぐにわかった


しばらくしてタソガレドキ軍がまた大砲を打ってきたけれど、水でぬかるんだ土で弾はバウンドしないで止まり、園田村に弾が届くことはなかった





A｢よし！穴を出てこっちに来たタソガレドキ軍をしょっぴこう！！行こ喜八郎！｣

喜｢はいはい｣




攻めるためにこちらに走ってきていた人たちも1年は組があげた佐武の旗を見て戦意は消失していた

オマケに隊長の人も逃げてしまってこれはもうダメだな

捕まえるために各々武器を持ってタソガレドキ軍の前に立つ




｢ま、参った…｣

孫｢あ"ー！そこ動くな！！｣




急に孫兵が大きな声をあげた。孫兵がこんなになるのはもしかしなくても…




孫｢ジュンコー！どこ行ってたの！そんなばっちーもの噛んじゃダメ！

乱太郎ー！！！｣






…………………………






A｢大丈夫ですかー？蛇に噛まれた人。乱太郎のところ行きます？｣

八｢俺が連れてくよ｣

A｢八先輩！ありがとうございます！感謝してくださいね蛇に噛まれた人！｣

八｢なんでお前が言うんだよ…｣





八先輩が噛まれた人を連れて行き、その間に私たちはタソガレドキ軍から武器や鎧を剥ぎ取り1箇所に集めた

捕虜だの殺すだの言っていたけど、きり丸がご自由にお帰りくださいと言えば予想外だったのかひっくり返った





A｢面白い人たちだなぁ｣

勘｢いやこれが普通の反応だよ｣






｢参った………｣

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