のんびりちゃん 2

50段 ページ5

滝｢A！遅いぞ！｣

A｢いやー、ごめんってー｣




走って三木ヱ門のところに行き服を借してとお願いすれば仕方ないかと言いながら借してくれた

少し大きいが動きにくくはないので大丈夫でしょう

それよりも………





A｢雷蔵先輩！雷蔵先輩と一緒に今から行動出来るんですね！嬉しいです！！｣




学園長先生のところに集まった時はなんとかそばに行きたい衝動を抑えてた

だって一応学園長先生の前だったし




雷｢あはは…宿題をやってきてないからなんだけどね……僕も嬉しいよ｣

A｢やったー！雷蔵先輩は必ずお守りします！｣

雷｢えっ、いやいや！何かあったら僕がAちゃんを守るよ｣




守る……？雷蔵先輩が…私を…………




A｢雷蔵先輩大好きです！結婚しましょう｣

三郎｢A、私がいると言うことを忘れてないか？｣

A｢あ、いたんですか三郎先輩。なんで宿題やってないんですかー？ちゃんとやらなきゃダメじゃないですかー｣

三郎｢それはお前にも雷蔵にも言えることだろう｣

A｢私と雷蔵先輩はいいんでーす｣




理不尽とか言ってる三郎先輩は無視して雷蔵先輩にくっつく。ここに兵助先輩も入ればもう最高だったんだけど、兵助先輩は真面目な方だからきちんと宿題をしてきているはずだ

雷蔵先輩がいるだけでも私は嬉しい

しばらく雷蔵先輩に引っ付いて、三郎先輩と雷蔵先輩の取り合いをしていたら後ろから引っ張られた




滝｢何をしている！A！！先輩方に失礼だろう！！｣

A｢むぅー、タッキーは左門の面倒見てたじゃーん｣

滝｢全く大人しくしていろ！すみません！先輩方！それに私はタッキーではない！！｣

雷｢大丈夫だよ！Aちゃん良い子だし｣

三郎｢滝夜叉丸、苦労をかけるな。なるべくこっちでもこいつの面倒は見よう｣

滝｢本当に申し訳ないです！｣









A｢………………左門｣

左｢はい！なんですか？｣

A｢なんで本人無視して話してるんだろうねー、私とっても不思議｣

左｢鳴凪先輩が大変だからですよ！｣




A｢……｣







雷蔵先輩があたふたしてるのは可愛いし、それは別にいいんだけど滝夜叉丸と三郎先輩はなんなんだろう…

保護者？

子供をよその人に預ける時みたいな会話しちゃってさー

左門もなんなんだろう…そんなふうに見てたんだね左門…可愛いからいいけど


それよりも三郎先輩がたまにこっちを見ながら笑ってるのがなんだかムカつく

51段→←※※※

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