のんびりちゃん 2

58段 ページ13

話がだいたい落ち着いたあと、最後に三郎先輩がタソガレドキ城主の顔を見せれば声を合わせて

変な顔ー、と叫んでいた









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時は少し流れて月も沈んだ暗い夜

私たちは忍装束に着替えそれぞれ決まった役割をするために準備をしていた





利｢囲まれてます｣

山田｢では、打ち合わせ通りに｣

利｢まず、私と立花くんが陽動を仕掛けそのまま喜三太救出チームに合流する｣

仙｢光が強めです、気を付けて｣

利｢あぁ｣



立花先輩が投げた陽動を片手でホイホイと取る利吉さんはきっと誰が見てもかっこいいだろう



日向｢その隙に私と三治郎、金吾が忍術学園へ援軍要請に走る｣

山田｢他の忍たまは我々と園田村に向かう。韋駄天乱太郎が先触れに走り、護衛に伊作が付く｣

A｢はい！山田先生！私は何をすればいいのでしょうか！｣

三郎｢さっきおっしゃっていただろう。私たちは1年は組の護衛をしながら園田村に向かう｣

A｢分かりました！全力で守らせて頂きます！｣

雷｢Aちゃんは後輩思いだね｣

A｢はい！｣




三郎先輩にうるさいと言われ頭を軽く叩かれたが雷蔵先輩のオーラに私はめっぽう機嫌がいい

それくらいでは怒りません

作戦が確認されたがやっぱり乱太郎達は喜三太救出に向かいたいようで乱太郎が山田先生に行きたいと声をあげた




伊作｢乱太郎、喜三太は利吉さんと仙蔵に任せておけば心配ない。厚着先生もいらっしゃるし、今は自分の忍務に専念しよう

情報をもたらすのが忍者の本文だろう？｣

乱｢伊作先輩…｣

仙｢喜三太を助けたら、すぐに知らせてあげる｣

乱｢立花先輩……………はい！｣




伊作先輩や立花先輩の説得が効いたようで悩んでいたけれどちゃんとはい！と返事をした乱太郎

とってもいい雰囲気だったのにそれは伊作先輩の一言によって崩れ去った



伊作｢うん！滝夜叉丸や左門もついてるしね｣



そういった途端、1年は組は首を横にブンブンと振り回した

…なんかそこまで思いっきり首を振られると滝夜叉丸が少しだけ不憫に見えるよ……









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そしてついに、利吉さんと立花先輩を先頭に作戦はスタートした

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