【銀魂】NO、桂ぶ！NO、桂いふ！パート5【桂小太郎】

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前の回でふざけながらもヅラは茉衣ちゃんが気になって仕方がないらしい。


どうしようもないし私は子育てなんて全くわからないのだ。

彼が懸命に茉衣ちゃんを元気付けるその姿を見続けることにしていた。



「……ねぇママ。こっちに来て？」


布団に寝ている茉衣ちゃんは掠れるような声で私を呼んでくれた。

ヅラを探してみたが家には今日はいないみたい。


茉衣ちゃんの隣に行って、小さなその手をぎゅっと握った。



「どうしたの？茉衣ちゃん

頭痛かったりしない？」

「茉衣、だいじょーぶよ。もうげんきだよ！

ねぇママお話しよう？」


ぱっちりと開かれていた目は私の意思を伺うように私を捉えていた。

「いいよ」と小さく返して、頭を撫でてあげる。気持ち良さげに目を細める茉衣ちゃんは可愛い。



「ママとパパの子で良かったよ、茉衣」

ふふ、といたずらっ子の如く微笑むその姿にきゅんと胸を打ちながらも、親思いの彼女の言葉に涙しそうだ。コウノドリ最近来るものがあるもんな。これほんとにリアルでも起きたらうって来るね



「パパは茉衣が褒めると調子のるから絶対言わないけどママもパパも大事な茉衣のかぞく

ママにとって茉衣は大切なかぞく？」


「うん、茉衣もヅ、パパも大事なかぞくだよ」


ヅラと言いそうになり口を閉ざし言い直す。悪影響だ。




「茉衣もヅラっていうあだ名使われるかなぁ？」


「……それって良いことなのかな？」


コロコロと鈴の音のような笑い声をあげながら「ママ、面白いね」と微笑んだ。



「もっとおはなししよ！茉衣恋ばなしてみたーい！」


「最近の子ってませてるわぁ」

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