【銀魂】ヅラプラス【桂小太郎】 (ページ41)

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「おばあちゃん？私のこと、知ってたの？

なんで抗わないの？」

ほんとは殺したくなかったけど私が殺されてしまう

おばあちゃんへ刀を向けたのに、それに抗えるはずの力があるのにおばあちゃんは抗おうとしない

「Aの人生を狂わせたのは私。いいわ、殺しなさい。

関係ない小汚ない組織の奴等に殺されるくらいなら大切な孫に殺されたほうがいい」

「……なんで」

私の刀を掴み心臓へ刺したその人は大層可笑しくて儚かった

どうして、私はこうやって大切な人ばかり失うのかな

こんな組織なんかやめてやる。いつか私に対して間接的に酷い命を出した奈落をやっつけてやる

＿＿＿＿

「おばあちゃんはあれだよ、村の人気者だったから私が殺したと思われて追われてた」

「お前はつまり、なにも訓練していないのに人を平気で暗殺できる能力があったのか」

「それこそ才能か」

見張りをするヅラと銀時のとなりで私はもう一度眠ることにした

私が殺したいと思った奈落の首領、虚が誰かを知らぬまま。