検索窓
今日:13 hit、昨日:37 hit、合計:46,602 hit

127 ページ31

桂side



「エリザベスも小太郎のこと好きなの?」


≪なんぞ?≫


「ダメダメ、小太郎は渡さない」


≪じゃあ私も渡さないぞ≫


「乗らなくていいぞエリザベス」


じりじりと火花を散らすAとエリザベス


え、なにこれ



≪でもすみません、私、こどもの参観授業があるので帰らせていただきます≫


「そうか」

走り去るエリザベスを見送り、歩き出す



いいなぁ、子供ってと思うがA的には子供が出来ると俺のことを取られる、イチャイチャできないと思っているらしい



「他の子と連絡とってないよね」


「え、そ、そんなことないぞ、別に未亡人の松方さんとかそんなことないぞ」


「そっかぁ、良かったよ、私不倫されたら死んじゃうなぁ、小太郎を連れて」



「………連絡先消しとこう」



彼女の姿を見ながら死ぬのは確かに本望だが嫌だ、まだ死にたくない、国変えてないよと思う

これはただの妖刀の効果である。そもそもの彼女はこんなに愛情表現しない。するのは夜のときに果てるギリギリのときだけ



隣で手を繋ぎ、モルダウを歌う彼女は狂気染みてる。あ、ヤンデレいいかもと目覚めさうになるがその思考を頭を振り、止める



Aの小太郎呼びが好きなのだ。どんな美味しいご飯とか蕎麦とかそんなものよりも。



こんなに気安く呼ばれると価値が下がる気がする。シテル時に呼ばれるのが俺は好きだったのに、あの吐息混じりの小太郎が好きなのに、




「むずかしい……」


「どーしたの?他の女の話?」



「いや違うからな、断じて違うからな」



鼻唄はモルダウからフーガト短調に変化していた。選曲が少し変である

128→←126



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
設定タグ:桂小太郎 , 銀魂 , 村塾組   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:枕崎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makuraz/  
作成日時:2017年9月6日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。