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『夏樹、本当に大丈夫なの?私のお母さんも、暫くの間私の家に泊まるのは大歓迎って言ってたけど……』
「良いの良いの、Aちゃんのお母さんに迷惑掛けたら嫌だし、それにこれは……私が決断したことだから。」
そう言って夏樹は、キャリーバッグを持って夏樹の祖父母が住む家に一人で向かおうとした。
が───
夕方、一人で祖父母の家まで歩いていた夏樹は、知らない人に声を掛けられ、連れ去られそうになった。
その時たまたま、近くにいた女の人が夏樹を助けてくれたらしいからまだ良かったけど、もし誰も助けてくれる人がいなかったら……
夏樹は今頃、どうなっていたのだろうか。
これに関しては、後に夏樹を保護した警察官の人が夏樹の母親に連絡し、夏樹を家に帰らせた。
そして夏樹の母親は、無事だった夏樹に対してこう言ったらしい──
「勝手なことこれ以上したら、二度と家から出させないから」
その当時、母親からこの言葉を聞いた夏樹は身震えがし、「この母親は……この家は……悪魔だ、鳥籠だ……」と思ったんだとか。
それ以降、夏樹はあの母親から逃げざるを終えなくなった。
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シオン(プロフ) - 星さん» コメントありがとうございます…!二人で頑張っていこうと思います! (2020年1月11日 21時) (レス) id: 4b59e65728 (このIDを非表示/違反報告)
星 - すっごく面白いです!頑張ってください!ブックマークしときます。 私にもこんな面白い作品が書けたらなぁ。 (2020年1月11日 19時) (レス) id: 43b5f5b23e (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 紫苑さん» ありがとう!シオンと頑張って二人で続きを作るよ〜! (2020年1月8日 19時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 凄く続きが気になるのでがんばってください。応援してます。 (2020年1月8日 18時) (レス) id: 84cbb07a27 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - ★ayaka★さん» ありがとうございます!更新はゆっくりペースですが、これからも応援よろしくお願いします! (2019年10月22日 21時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
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