押し花の悲劇 彩×黒木 ページ11
彩「はい、黒木君!プレゼントっ」
私が黒木君に差し出したのは
向日葵の押し花。
黒「ありがとう、アーヤ。」
優雅に微笑む、彼。
なぜ私がこの押し花をあげたのか・・・少し不審がってる様子。
でもそれを言わないのが黒木君の優しさ。
彩「黒木君、向日葵の花言葉、知ってる?」
黒木君はさあ、と首をかしげた。
彩「‘ずっとあなたをみてる‘だよ。」
黒木君は目を見開いて、驚いている。
珍しいな、黒木君が感情を表に出してるの・・・。
どしたんだろ・・・。
彩「えへへ、最近黒木君、元気ないから・・・心配だったの。」
黒「姫は励ましてくれたわけだ。・・・ありがとう。」
艶やかな瞳に見つめられ、ドキドキした。
これ以上目を合わせてると私の心臓がもたない!
彩「っと・・・それだけ。ごめんね、これだけのために呼び出しちゃって。」
黒「ありがとう、アーヤ。」
フっと笑みを浮かべ、黒木君は押し花を眺めた。
彩「元気、出してねっ、黒木君!」
私は笑顔で手を振り、黒木君と別れる。
夕日が眩しくて目を細める。
黒木君の瞳、微笑み。
全て大人っぽくてカッコイイ。
顔が熱いのは、夕日のせい。
顔が赤いのも、夕日のせい。
真っ赤に染まった空を見上げ、呟く。
「黒木君、好きだよ。」
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未麗 - 最後の臣センセ最高でした‼花桜Lさんあなたは天才ですか!?(◎_◎;) (2022年3月29日 7時) (レス) @page21 id: 1aa17b468f (このIDを非表示/違反報告)
マライア雨 - あ、元ゆきです (2019年10月17日 18時) (レス) id: 74a3dbf8fd (このIDを非表示/違反報告)
マライア雨 - リクエストってまだ受付中ですか?受付中でしたら、小彩の甘めをお願いしますm(。≧Д≦。)m花桜Lさんの切ないのも甘いのも好きなのです! (2019年10月17日 18時) (レス) id: 74a3dbf8fd (このIDを非表示/違反報告)
花桜L - 鶴さん» 本当に!?同じ!?・・・よかった、同じ人がいて! (2019年5月18日 10時) (レス) id: 83bceea410 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 引きませんよ!自分も同じですから!花桜さんが帰ってくるのを心待ちにしています! (2019年4月29日 14時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花桜L | 作者ホームページ:http://uranai:nosv.org/u.php/hp/elu
作成日時:2019年4月18日 20時