5.お話 ページ5
MDCR幹部の誰よりも
背の低い彼が子供をあやすように
僕に優しく声をかける
ジェラル「…落ち着いたか」
キリミ「ちょっとは」
ジェラル「一人になりたいか」
キリミ「………うん」
すごい、ジェラルは、
僕の事をよく分かってくれている
ジェラル「…何か、高橋に頼んで
作ってもらおう」
キリミ「……うん」
どこまでも、どこまでも
ずるいくらいに優しくて
ジェラル「じゃあ、また来るな」
と内側からしか開かない
電子扉を開いた。
キリミ「…ねぇ、シミュレート」
シキリミ「………………………はイ」
キリミ「何で、開けたの」
シキリミ「…怒ラレる事は
分カっテタんデす」
キリミ「じゃあ何…で………」
言い終わる前にシキリミは
冷たい機械の手を僕の頭の上に
置いて、そっと撫でた
シキリミ「心拍数がマだ上昇しテイまス、
ジェらルでぃ様が来ルまデは
ユっクリしテいてクだサい」
キリミ「……………ん」
僕のこの気持ちは、機械にも
お見通しなんだって、
そんなに優しくなんてされたら
壊したくても壊せないじゃないか
あぁ、もう、やだやだ
ずるいって、そんなの
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雨粒 - しししっしししらちゃ…！？！？(違ったらどうするアホ)あっああああありがとうございまずっ(土下座)頑張りまずっ(号泣) (2021年7月20日 2時) (
レス) id: 7ece90430c (このIDを非表示/違反報告)
しらす。/sirasu。 - …こういうのかける人ほんと凄いと思います。応援しています…！！ (2021年6月26日 19時) (レス) id: fcb24bf181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨粒 | 作成日時：2021年5月1日 20時
