本当の笑顔で ページ35
sn「なんか、すごいもてなしてもらったな…」
ペ神が後頭部をかきながら申し訳なさげに言った。
kn「んなことないで！」
sya「あれなら泊まってく？」
この数時間で仲良くなった弟たちがペ神を取り囲んでいる。
いや、泊まってくって…。
ええんやけど、ロボロ見てみ？
あの嫌そうな顔…
sn「お言葉は嬉しいけど、遠慮させてもらうよ。明日もお仕事があるんや」
zm「えー」
sp「…あそびたいっ！」
ショッピくんが駄々をこねるようにペ神の膝に抱きつく。
この子はなぜこんなにも可愛いのだ。←
sn「ごめんな、ショッピくん…また来るから」
ペ神が眉尻をさげてショッピくんの頭を撫でた。
撫でられた彼は少し寂しそうな表情を浮かべながら、こくっと頷いた。
sp「ぜったいやで？」
sn「うん、絶対」
指切りげんまんをする彼ら。
私はこっそり、携帯でパシャっと写真を撮っといた…。
gr「おい、あとで俺らに送ってくれ」
とグルッペンとオスマン、ひとらんに言われて親指を立てて返した時、2階へと続く扉が開いた。
そこから顔を出したのは
『トントン…？』
私の声でみんなが一斉に彼の方をむく。
tn「すまん、寝てしもうてた…」
トントンが言い終わると同時にみんなが彼の元へ集まっていく。
「大丈夫なん？」「心配したんやで」とみんなから言われ、トントンは一人一人に「すまんかったな、もう大丈夫やで」と笑顔で返している。
ちらっとペ神を見る。
目が合うと、彼は少し肩を上げて微笑んできた。
よかったねとでも言うように。
私が口パクで『ありがとう』と言うと、ペ神は「いえいえ」と返してくれる。
彼のその笑顔に癒される。
tn「せや、ペ神さん」
トントンが、一通り弟たちとの挨拶が終わったのかペ神に目を向けた。
tn「ありがとうございました」
ペコッと頭を下げる彼に、ペ神は「いえいえっ」と両手をひらひらさせた。
sn「まだちょっと顔赤いから、ちゃんとあげた薬飲むんやで？」
tn「はいっ…！」
そして彼は次に私の方を見た。
tn「あと、A姉ちゃん」
え、私？
なんかしたっけ？
tn「ありがとうな。…大好きや」
かぁーっと顔が赤くなるトントン。
ちょっと待ってよ、私まで赤くなるやん…。
『どういたしまして。私も大好きやで』
私がはにかむように笑うと、彼も照れくさそうに笑った。
あれがトントンの心からの笑顔なんだな。
そう思うとなんだか嬉しくなった。
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ゆずれもん - ｼｬｵﾁｬﾝ (2019年9月11日 4時) (
レス) id: cb597fc79d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 皆可愛い！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年9月7日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - 更新される度に毎度毎度読ませていただいてます！ありがとうございます！夢主が弟達に甘やかされるっていうのも見てみたいですね、応援してます〜 (2019年9月1日 22時) (レス) id: 051e811b55 (このIDを非表示/違反報告)
だる猫(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！小説内での設定ということでしたら申し訳ないのですが、日本の法律では血縁関係のない義理の兄弟姉妹での結婚できますよ！がんばれポメラニアン！！(( (2019年8月27日 0時) (レス) id: d17492cb24 (このIDを非表示/違反報告)
yotuba0902 - ﾄｼ@堕天使のサブさん» お姉ちゃん…？ (2019年8月22日 17時) (レス) id: 101a506f7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆雅空☆ | 作成日時：2019年8月18日 22時
