抱き枕 ページ34
トントンが泣き疲れて眠ってから、私は静かに部屋を出た。
これで少しでもトントンの気が楽になってくれたらいいんやけど…。
洗面所に行き、顔を軽く洗う。
鏡を見たが、もう目はあまり赤く無くなっていた。
『そういえば』
ペ神の存在を忘れていた。
というか、リビングを通ったのに誰もいなかった。
なぜ？
まさかペ神に攫われた…？
さっきあんなしんみりしたムードで泣いてたのに、今度はまさかの誘拐ですか…？
ムードが変わりすぎて大変だよ。←
私は他の弟たちはいるのか確かめるために2階に上がった。
すると、多分シッマやシャオロンの部屋からぎゃーぎゃーと声が聞こえてきた。
ちょっと…トントンが起きるでしょうが…。
私の怒りがふつふつと溜まっていき、ドアの前に経つ頃にはゲージはMAXに近くなっていた。
ほんとに…うるさい。
私は目の前のドアを開けた。
『ちょ、あんたらうるさい！トントンが起きる、で…』
だが私の怒りもロウソクの火のようにすぐに消えていった。
衝撃的な映像を見た。
『え、ペ神？ロボロ襲っちゃダメやろ？』
そう、そこにはロボロに抱きついて心地良さげな表情を浮かべているペ神が。
rbr「A姉ちゃん助けて…この人が…」
ロボロが大きな目に涙を貯めて私の方を見つめてくる。
こいつ…。トントンをみてくれたのはありがたいけどぉ！
私はペ神の元に行ってロボロから彼を引き剥がした。
sn「あ、ロボロぉ…」
『ロボロぉやないでしょ！嫌がってるでしょーが！』
sn「いやだって…可愛いし」
…っ！
可愛いのはわかる…
可愛いのはわかるが…。
『抑えてください…私も毎日抑えてます…』
私が呟くと、ペ神が何かを察したように「ごめん」と言った。
分かってくれたならそれでよし。
てか私だって我慢してるのホントなんだからね？！
ほんまなら弟たちを毎日日替わりで抱きながら寝たいわ！←
『あー、ロボロ大丈夫？ほんまはこいつも悪いやつやないんやけどな…？』
私がそういうが、ロボロは「もうあの人嫌や」と首をぶるぶる振っていた。
ペ神どんまい。
嫌われてやんの。←
ちらっとペ神を見ると、がっくしといったように肩を落としていた。
やりすぎなんやって。
それからその部屋にいたトントン以外の全員はリビングに降り、ペ神が持ってきてくれた紅茶をマンちゃんがいれてくれ、それをみんなで飲んだりした。
いやぁ、美味しかった。
ほかの紅茶が飲めへんくなる。
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ゆずれもん - ｼｬｵﾁｬﾝ (2019年9月11日 4時) (
レス) id: cb597fc79d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 皆可愛い！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年9月7日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - 更新される度に毎度毎度読ませていただいてます！ありがとうございます！夢主が弟達に甘やかされるっていうのも見てみたいですね、応援してます〜 (2019年9月1日 22時) (レス) id: 051e811b55 (このIDを非表示/違反報告)
だる猫(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！小説内での設定ということでしたら申し訳ないのですが、日本の法律では血縁関係のない義理の兄弟姉妹での結婚できますよ！がんばれポメラニアン！！(( (2019年8月27日 0時) (レス) id: d17492cb24 (このIDを非表示/違反報告)
yotuba0902 - ﾄｼ@堕天使のサブさん» お姉ちゃん…？ (2019年8月22日 17時) (レス) id: 101a506f7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆雅空☆ | 作成日時：2019年8月18日 22時
