十四松 ページ30
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数学の小テストに向かいながら、私はズキズキ痛む頭を抑えていた。
朝から少し体調が悪いのは分かっていたが、風邪薬を飲んだから大丈夫だと思っていた。
けれど頭痛は酷くなるばかりだ。
この風邪は、昨日風呂に入った後
髪の毛を乾かさないで寝てしまったのが原因だろう。
本当は休みたかったが、小テストの結果も成績に入るので無理をして学校に来た。
小テストと言っても簡単な物ではなく30分間時間を取ってしっかりとやる小テストだ。
最初の10分間はどうにか問題用紙と睨めっこしながら耐えてきたけどもう限界だった。
｢…あの…カラ松先生｣
カリカリとペンの走る音しか聞こえない教室の中で私は小さく手を上げた。
カラ松｢ん？どうした？｣
｢ほ、保健室行って良いですか…？｣
気分の悪さに耐えられず声が小さくなってしまう。
先生は心配そうな顔をした後に頷いた。
フラフラしながら立ち上がるとカラ松先生が口を開いた。
カラ松｢よし、じゃあ悪いけど保健係頼むな｣
…え？
保健係と聞いて私は首を振った。
｢あ、あの1人で行けるので大丈夫です！｣
カラ松｢そんなに顔色悪いのに1人で行ったら危ないだろ｣
普段は有難く感じる先生の優しさが今回ばかりは嫌になる。
カラ松｢保健係誰だー？｣
｢あ、あの、小テスト中ですし1人で｣
私の言葉を無視してカラ松先生は話を進める。
保健係…
保健係と一緒には行きたくない…。
…だってこのクラスの保健係って…
？？｢はいはいはいはーい！！｣
ガタガタっと椅子を引く音がした方を見る。
？？｢はい！十四松です！｣
…十四松君だもん…。
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みゆり(プロフ) - ぱわさん» コメントありがとうございます！この後、十四松のお話です！ (2019年10月16日 9時) (
レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
ぱわ - あれ？もう、完結ですか！？ (2019年10月14日 10時) (レス) id: dc49dd12be (このIDを非表示/違反報告)
みゆり(プロフ) - カラ松ガールさん» 本当ですかー！？ありがとうございますー！ (2019年10月13日 19時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - この小説めっちゃ好きです！更新待ってます！ (2019年10月13日 9時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり(プロフ) - れんやん。さん» 本当ですか！？？そう言って貰えて嬉しいですー！ (2019年10月12日 17時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゆり | 作成日時：2018年12月8日 14時
