カラ松 ページ16
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先生がこんなに親身になってくれてる。
私もやる気を出さないと…!
私は、気合いを入れ直し再び机に向かった。
カラ松先生は、添削済みのプリントを置くと近くの椅子を引っ張り出し隣に座った。
カラ松「じゃあ、基本的な事から確認していく。この問題に使う公式は覚えてるか?」
先生は、私が座る椅子の背もたれに手をかけながらプリントを覗き込むように前かがみになる。
気になって少しだけ首を横に振ると、すぐ横にカラ松先生の顔があって私は慌てて正面を向いた。
「えっ、えっと…これは…」
先生との距離感を意識してしまい、だんだん緊張してきた。
そんな私には気が付かず、先生は説明を続ける。
カラ松「これの公式は、この前授業でやった関数を使って───」
先生の低音が耳元で聞こえ、私は恥ずかしくなる。
カラ松「──となってー…、ん?どうした?」
「え!あっ、い、いえ…」
私は、しどろもどろになりながら返事をした。
カラ松「?そうか?…次の問題についてだが──」
先生が間違った箇所を指で示そうと少し近づき
再び、耳元から声がして私は体を固くした。
先生の、吐息混じりの少し掠れた声が耳元で聞こえる度に私の心臓はうるさいぐらいバクバク鳴っている。
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みゆり(プロフ) - ぱわさん» コメントありがとうございます!この後、十四松のお話です! (2019年10月16日 9時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
ぱわ - あれ?もう、完結ですか!? (2019年10月14日 10時) (レス) id: dc49dd12be (このIDを非表示/違反報告)
みゆり(プロフ) - カラ松ガールさん» 本当ですかー!?ありがとうございますー! (2019年10月13日 19時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - この小説めっちゃ好きです!更新待ってます! (2019年10月13日 9時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり(プロフ) - れんやん。さん» 本当ですか!??そう言って貰えて嬉しいですー! (2019年10月12日 17時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆり | 作成日時:2018年12月8日 14時