【Ｈ×Ｈ】カフェマキアート【クロロ】 (ページ3)

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コーヒーの染み___3 ページ3

その次の駅が私の最寄りだったからすぐに降りた。

お話、しちゃった。

あ！彼の名前、聞きそびれちゃった……

名前、なんて言うんだろう。

もっとお話したい。

だんだん鼓動が早くなるのがわかる。

私、やっぱり彼のこと好きなんだ。

家に着き戸を開ける。蒸し暑いその部屋は誰もいなく、また1人の時間がやってきた。

父は世界的にも有名なジャーナリストで、母はそのカメラマンとして世界を飛び回っている。

次帰ってくるのはいつになるかわからない。

エアコンをつけ、部屋が冷える間シャワーを浴びた。

日めくりカレンダーの8/3をめくった。

明日は休み。
休みの日は決まってバイトを入れている。仕送りもちゃんとあるが、基本的にその仕送りは学校で利用するものと、生活必需品のお金に当てている。自分で遊ぶお金は本当にひと握りだけだ。自分で稼ぐしかない。

そのため学校に許可を貰った上でバイトを始めた。
バイトは週2回。多くて3回。店長も私があまりバイトに入れない理由もわかってくれている。

難関大学と言われている世界一の大学を受験するために日々努力を怠れない。

部活は一応入って入るが、活動は月１回のレポート提出だけだ。

沢山のレポートを作ったが、それは全部私の将来のためである。

ああ、そうそう。私が将来的になりたいものは整備されていない都市の保護。そして世界的に必要不可欠な街にすること。

そんな街があるかって？あるよ。流星街っていう街がね。

世界から抹消された街と言われている。そこに経済を整える設備を考え実行する。

ベッドに潜り込み、寝ようとした時異様にベッドが暖かいことに気づき、起き上がった。

体温を感じた。

「ひっ！！！」

びっくりしすぎて、ベッドから落ち頭を机にぶつけた。

「痛っ！」
後頭部を抑えながら立ち上がった

ベッドにはペットの猫が居ただけだった。

「なんだ。ヌンか」

アビシニアンという猫種だ。某恩返し系アニメのハットを被った猫ちゃんと同じ猫種だ。

名前はヌン。鳴き声がニャーじゃなく、ヌーンって聴こえるからヌン

ヌンは自分の寝床に戻って行った。

明日も早いからもう寝よう……

私は明かりを消して寝付いた。