・ ページ28
・
「浅田さんを？」
「三ツ谷先輩、Aのこと好きなんでしょ！！」
「はぁ？！」
あまりにも真剣な表情にドキッとしてしまった。慌てて後ろに下がると壁にぶつかった。ニヤニヤと冷やかしの目で彼女は俺を見た。
「いつまでもうじうじしてたらA取られちゃいますよ！学年では結構人気で、好意を寄せる男の子も少なくないです。このままでいいんですか？！良くないです！！」
「なんで君が言いきれるんだよ！」
思わす突っ込んでしまった。
林田さんはニコーっと笑いながら「噂で聞きました！」といった。その時、脳裏に映ったのは集会前の光景だった。
恋愛には興味無さそうなマイキーに聞かれたのがきっかけ。
「三ツ谷はケンチンみたいな話ないの？」
たい焼きを大口で頬張りながら首を傾げた。まぁ、ここで言ったところで別に何かがかわるわけゃないし思い話したのを覚えてる。
「あー、好きなやついるよ。」
「えー！どんなやつ？！」
エマの少女漫画を読んだばかりとのことでその話題に食いついたマイキーは目を輝かせながら俺を見た。多分、人のイチャコラ×2は好きなんだろう。
「1個下の……同じ部活の浅田って子。」
「へぇ〜、ケンチン聞いたー？！」
「あ？」
「ちょ！オイ！！」
パーちんと話してたドラケンに急に話を振ってそのままバラしたマイキー。それを横で聞いてたパーちんが「お」と声をあげた。
「そういや、俺の従姉妹も同じ中学通い始めたんだよね」
ーーー丁度、1年前の夏の話だった。
完全に忘れていた。
“噂”って言葉で全部を思い出した。
「……もしかして、身内に東京卍會に入ってるヤツいる？」
「あ、近くに住んでる従兄弟が入ってます」
やっぱり！こいつ、パーちんの従姉妹だ！！！！
「……あいつ後でシメる」
「え？」
「林田さんさ、もしかして協力してくれるってこと？」
そういうと林田さんは満面の笑みで親指だけ立てた。
なんだかその顔がパーに似てて少しムカついた。
「任せてください！Aのことは今のところ誰よりも詳しい自信があるのでなんでも教えます！Aの身長体重足や胸のサイズ、服のサイズも経験人数まで！」
「最後の方は多分言わない方がいいと思うよ？！」
アハハと声をあげて彼女は笑った。
「でも、三ツ谷先輩にはもうちょっと頑張って貰いますので！」
「え、俺何させられるの？」
腕を組んで彼女は「ふっふっふー！」と笑った。
「それは……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 462人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
