・ ページ11
・
ギラッと光った目が怖くて身動きが取れなくなった。
殴られるんじゃないかと思ったら怖くて目を瞑ってしまった。だけど、ただただ何かを叫びながら怒鳴り散らかすことが主で殴ることはしなかった。
それで油断したのだ仇だった。
「人の話聞いてる？お前！！！ヤられたいんかクソガキ」
どんどん壁に追い詰められた。刹那、私は逃げ出した。怖かったんだ。とにかく遠くへ、早く、早く。そう思いながら足を走らせた。
「逃げんなクソガキ！！！」
どんどん距離を詰められるが、細道や大通り、トラップを利用しながら逃げ回った。
だからか、知らない道に出てしまい、金網フェンスの行き止まりになった。ただ、逆サイドには車が1台通るぐらいの幅の道だってことが見えたため私はリュックを投げ入れて一気に登った。
「もうちょっ……と！」
体まで登り上がった時だった。
「いい加減にしろクソがァ！！」
ビシュッ____
「い゛ｯｯ！！！！！！」
左足に突然痛みが走った。
ジンジンと痛みがどんどん強くなっていき、反対側に落下した。同時にパトカーの音が近くでなったらしくその男は「やべぇ、サツだ！」といい残しどこかに消えて言ってしまった。
だんだん遠くなるパトカーの音に安心しながらも痛さで立ち上がれない。
「痛い……痛い……」
小さく小さく、そう言うしかなかった。
何もかもが痛くて仕方がなかった。
ここから動きたい一心で体を起こすも足に力が入らない。よく見ると足にはナイフが刺さっていた。
ナイフ、抜いたらどうなるんだろう。分からない。抜けない。怖い。ずっとその感情が頭でグルグルしてた。いつ治るんだろう。大会までに間に合わさないと。
大声で叫んでもきっと誰も見向きもしないだろう。そう思いながらいた。寧ろ、声すらでない。
どうしよもなくて涙が溢れる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 462人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
