14.10分 ページ16
「今まで俺は大切な人を殺されたんだぞ!!!?」
「じゃあ、あなたの大切な人って一族だけなの?」
Aはクラピカにそう言った。
「あなたの大切な人は一族だけなの……?ゴンくんやキルアくんは違うの…?今、演奏しているセンリツさんや他にも今まで出会った仲間はたくさんいたでしょ?!その人達は大切な人じゃないの?!」
「だまれ!!!!!!」
ー束縛する中指の鎖(チェーンジェイルー)
クラピカは鎖でAの体を巻着付けた。
「貴様に何がわかるって言うのだ!!!」
「わからないよ」
ゆっくりとそういったのだ
「私は、あなたのすべてはわからない。
でも、少しならば私にも理解できる。あなたが仲間思いのとても優しい人だってこと。」
その時、クラピカは少し考えた。
こいつは、本当に旅団の団員なのか。と
だが、クラピカが念の刃が心臓に刺さらないということは、旅団であることは間違いないのだろう。
ただ、Aはどう考えても優しすぎるのだった。
「私ね、何度も蜘蛛のみんなを止めなんだよ『なんでも殺しで解決なんてできるはずがない。話し合ってみればわかる時もあるんだよ』って何度も言った。でもダメだね。わかってもらえなかった」
「……」
「バカバカしいよね…こんなこと」
「そんなことはどうだっていい。お前が旅団なのであれば関係ない。今からお前にふたつの条件を出す。」
「ふたつの条件……」
「その条件が飲めるのであれば、この念の刃をお前の心臓に巻き付ける。」
「もし飲めなかったら?」
「ここで死んでもらう」
「……」
「1つ目、今後一切蜘蛛との接触を禁じる。
2つ目、お前に光の道を歩くことを強制する」
「光の道?!光側の道ってこと?!私にできるわけないじゃん!だって、私汚れすぎてるし…」
「それでも尚、光側の考えを持っているのだからできなくはない。」
「それと、一つだけ、お願いがある。」
「なんだ」
「その条件、時間をづらして貰えないですか?」
「どういうことだ。」
「元々、今日別れるつもりだったの。だから、お別れの挨拶させて…欲しいなって」
「……いいだろう。10分だ。あいつらと話せるのは10分だけだからな。」
「ありがとう、クラピカさん」
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アヤミ(プロフ) - ゆっずーさん» ありがとうございます。あなたが本当にこの作品のことを好きのようなので嬉しいです。私自身、多少失礼なことを言ってしまったことは反省します。すみません。これからここで小説を書くかはわかりませんが、もしまた書いたならご拝読くださると幸いです。 (2018年4月6日 7時) (レス) id: 0fd1dfdd83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー - アヤミさん» お礼とは別に書きたかったため、別にしました。 この作品、とっても面白いかったです。もう、号泣しました。凄く好みの作品でした!これからも、応援しますね! (2018年4月4日 0時) (レス) id: d0b7cd0908 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー - アヤミさん» この度も返信遅れてすみません。アヤミ様、本当にありがたいです。こんな私も実は、小説を書いているのですが、確かに、言われれば悲しいです。これからは、言葉に気を付けてコメントを書いていきます。本当にありがとうございます。 (2018年4月4日 0時) (レス) id: d0b7cd0908 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - ゆっずーさん» 少しでもわかって貰えれば幸いです。ただ、このような言い方は小説を書いている側としては悲しいです。これからの世の中では言葉が大切になってきます。言い方1つで相手は善にも悪にも捕えられます。過去を悔やんでも仕方がないです。これからは気をつけて下さい。 (2018年4月2日 22時) (レス) id: 0fd1dfdd83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー - アヤミさん» でも、この作品を応援していたのは本当ですし、これからも、失礼でなければ応援させていただきます。あと、2コメ目、レスじゃなくて、そのままコメントしてすみませんでした。長文失礼しました。この間のコメも失礼しました。 (2018年4月1日 18時) (レス) id: d0b7cd0908 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アヤミ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年8月6日 10時