タイニーシンドローム

ついていくかわいさ ページ5

「やっと決まった」

「ですね、撮影前なのにもう頑張った感あります」

「そっか、この後が本番なんだった」


ため息混じりの言葉に微笑みかけると、俯いていた顔を上げてがっくりと肩を落とした

結果、ユウハさんは服装はそのままに手袋とピアスを付け足した

金色のリングピアス

金色の髪と相まってとても綺麗だ

あ、それと、髪を下ろした

いつもくくってるから新鮮

んでめっちゃかわいい

予想していた以上に長くて、肩より下の、肩甲骨辺りまで長かった

切らなきゃな、と髪を手に取りながら呟くユウハさんは萌える

前髪ごと右っ側を耳にかけて、あとはストレートに落としてる

さらっさら

指通り良すぎた

天然の金髪最高

手袋はピンク

親指だけ区別されてて、後の4本は一緒になってる丸いやつ

正直言ってかわいすぎて泣ける

僕はというと、白のＶネックに黒のパンツ

ジャンパーを羽織って、ピンクのマフラーを首に巻いた

そしてなんと色違い、黒のブーツ


「靴わかんないから一緒。でも、こんなおじさんと一緒いやでしょ？だから色違い…ごめんね？」


嬉しいです嬉しすぎますというかおじさんじゃないですまだ20後半じゃないですかなに言ってるんですかかわいすぎて泣ける

流石にこんな風に言ってないけど、おじさんって部分と一緒で嬉しいってことは伝えた

かわいすぎないかな涙出てきた泣ける

服にあったメイクもして、撮影の準備に入る

あ、そうだ


「ユウハさん、ツーショお願いできますか？」


この僕のわがままに頷いてくれたユウハさん天使

しかも上げていいって許可をもらえた

数枚撮ってお気に入り以外をツイッターにあげようと思う

いや最高すぎて楽しい

かっこいいという像の影(見た目)に隠れてかわいいが後からついてくるような

真正面(かっこいい)だけじゃなく、後ろに回って全体を見れる人が気づくことのできる

ついていくかわいさ

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