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「あ、裕翔、今日裕翔の家行っても良い?久しぶりに夜お鍋にしようと思ってんだけど、1人じゃできねーじゃん?」



もちろん、こんな言葉は口実でしかない。



『山のお鍋!?絶対美味しいじゃんか〜。行く行く!講義終わるのが4時だから…5時半に俺の家で良い?』



近くに住む裕翔。



俺ね、誰にも家は教えないんだわ。



家には大切な…とっても大切なモノがいるから。



講義室の前で別れて、家に帰る。



「…あれ、まだ帰って来てなかったんだ。」



LINEをチェックするとある人から会議で帰りは遅い、と連絡が来ていた。



了解、今日は家に帰らないけど、冷蔵庫のご飯食べて、とLINEを返す。



「さて、裕翔…。もう少しで俺のモノ、だね。」



彼は口角を上げて妖美に微笑んだ。



片手には水色のバラとスーパーの袋を持っている。



「壊れたパーティーの始まりだよ……。」

3→←#1 妖美に笑う



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作者名:のり | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年10月10日 17時

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