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「鬼さん、鬼さん。こんばんは?」
『あぁ"?』
「今宵は血の香りが致します。もしや、貴方でしょうか?」
『うるさいな。若い女じゃ。お主も喰ってやろう。』
緑色の醜い鬼。
「あら、温厚な方では無い様ですねぇ…。致し方がありません。─────────」
「切るしか無い様です。」
鬼がこちらへやって来る。
「鬼さん、こちら〜♪ですか。笑」
刀を抜いて、構える。
「空の呼吸 壱の型 天変地異」
相手の方向感覚を惑わせ、切る技。
「おや??これを避けるとは、中々の腕の持ち主の様ですね。楽しいです!!」
相手の攻撃を交わしつつ、話す。
せっかく、首を切るなら話してから切りたいじゃない。
「空の呼吸 肆の型 虚像」
自分の分身を何人も出して、相手を惑わせて首を切る。
『ぐぁあ"ぁぁ!』
「人を殺めてはなりません。さよなら。」
消滅したのを見届けて、屋敷へ帰る。
おやおや、もう夜が明ける様ね…。
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學嶺 - このお話、感動しました!他の作品も応援しています!頑張ってください! (2020年5月30日 14時) (レス) id: a702f5d3b3 (このIDを非表示/違反報告)
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