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桜の花弁が風に乗って、ふわふわ、ふわり。



彼女がこの世を離れたのも、こんな春の日だった。



今でも脳裏に過る、彼女の笑い声。



あったかくて、純粋だった。



彼女は、自分には勿体無い人だった。



──────────────守れなかった。



彼女を知って、愛を知ったのに。



君の手を、掴めば良かった。



お願いだから逝かないでくれ、と。



側に居て欲しい、と。



それなのに、口下手な自分には無理だった。



そんな想いだけが桜吹雪と共に、ふわふわ、ふわり。



「おやすみ」



その言葉は、残酷か。



それとも、微かに残る希望だろうか。

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學嶺 - このお話、感動しました!他の作品も応援しています!頑張ってください! (2020年5月30日 14時) (レス) id: a702f5d3b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちごみたん | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年3月7日 12時

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