第百三十三話。チョイス。 ページ22
ボンゴレ匣の中身、それぞれの動物達がその場に現れる。…動物園かな？みんな可愛いけど。
眩しいくらいの光に包まれている僕達、全員が揃った安心感に浸っている時、ふと声をかけられる。
「てめーらおせーぞ！」
そう怒ったように話しかけてきたのは獄寺くん。話には聞いてたけど皆十年後に来てたんだね。
その言葉に同じく遅刻組の山本くんが笑いながら謝る。そんな山本くんとは正反対に恭弥は謝りもせずに話し出す。
「僕は個人として来てるんだ。君達とは関係ないよ」
いつも通り、通常運転の彼に獄寺くんは舌打ちで返す。恭弥に協調性は期待しちゃいけない。
そんな二人の会話には加わらず、了平くんはツナくんに話しかける。
「だが沢田、よく来るとわかったな！！」
賞賛の言葉ともとれるその言葉をツナくんは神妙な面持ちでただ前を見詰め、否定する。
「…いや、わかっていたのは全員が揃わなければ白蘭には勝てないということだけだ」
ツナくんの言葉に気を引き締める僕ら。流石ボンゴレ十代目、油断なんかしてられる状況ではないからね。
「うん、いいねぇ」
そう白蘭が声を出す、楽しめそうだと言いたげな顔つきで笑いながら彼は宣言する。
「じゃあさっそく。チョイスをはじめよう」
「ああ」
白蘭の言葉にツナくんは短く答える。彼の足元にいるライオン？も同じように白蘭を見上げている。
その後、初めのチョイスとしてフィールドのチョイスが行われる。僕達の炎を讃え、フィールドのチョイス権はこちらに貰えたようだ。
「よし、チョイスしよう」
ツナくんはそう言い、空から降り注ぐように動くトランプみたいなカードに手を伸ばし、チョイスする。
引いたそのカードは。
「フィールドのカードは、雷」
「じゃあ、いこう」
フィールドが決定されると白蘭の言葉の後、ふわりと体が浮き上がる。どうやらそのフィールドに移動するようだ。
眩い光に瞳を閉じると、次に感じたのは地面に落ちた感覚…といっても軽くだけど。
「……おお、これが転移…テレポーテーション……」
初めての感覚に少し驚き、そんな声を上げる僕。
皆の安全を確認すると何処かから白蘭の声が聞こえてきた。
「やっ♪ようこそチョイス会場へ」
その声の主を探そうと当たりを見渡す。すると僕達の移動した先、この場所が分かり、驚愕する。ここは。
「超高層ビル群のド真ん中！！」
ビルが乱立するそんな場所に僕らはいた。
((…都会…都会だ……))
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たかさ(*^^*)(プロフ) - とまさん» ありがとうございます！正直久しぶりの更新なので読んでくださる方がいるか不安だったのですが、コメントとても嬉しいです！頑張ります！ (2020年6月28日 18時) (
レス) id: 78054b484b (このIDを非表示/違反報告)
とま - 最新楽しみにしてます!面白いです。頑張ってください！ (2020年6月28日 17時) (レス) id: 99861cccf4 (このIDを非表示/違反報告)
たかさ(*^^*)(プロフ) - アップルパイ♪さん» 申し訳ありません。台本書きにすると文字数制限の関係でかなり厳しいのです。読みにくいのは私の表現力の無さのせいなので努力したいと思います。誰が言った言葉なのかなどの質問は受け付けますのでご理解いただけますと幸いです。 (2018年4月15日 10時) (レス) id: 43dfc0e37e (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ♪(プロフ) - 少し読みにくいので台本書きで書いてもらっても大丈夫ですか？すごく面白いので更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年4月15日 8時) (レス) id: 12d5eb2c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガーディアン@たかさ | 作成日時：2018年4月11日 17時
