第百二十四話。含まず。 ページ13
「そういえば、ボンゴレリングがそろったから俺たち助かったって話だけど…月は？」
そう自分たちのアジトに戻ってきた後、そう不思議そうに呟くツナくん。
おお、やっと気付いたか、説明するためにここに付いてきたんだよね。
「そうだねぇ…言ってしまえば7³って言うわりにはボンゴレリングの数があってないだろう？その点でもおかしいよね」
「えっあっ！そうか！」
促されなければ気づかなかった、そんな声を上げるツナくん。
「でも、それじゃあなんで月のボンゴレリングなんざあるんだよ。偽物か？」
そう獄寺くんがこちらを睨みながら聞いてくる。人に聞く態度じゃないけどね。
「偽物ではないよ、ちゃんとボンゴレリングと同等の力は持ってる。ただ、なんというか。他のボンゴレリングと一緒には作られなかったからっていう事かな」
先にあった7つのリングに後から付け足すように作られたリング。
「要するに後付け。初代月の守護者となる人物はいたけどリングが無かったから作られたの」
「なんで守護者はいたのにリング作られなかったんすか？」
首をかしげて私に尋ねてくる山本くん。そうそう、そういう態度だよね普通。
「初代月の守護者は戦わなかったから。ほぼただの関係者、ボンゴレ初代ボスの妹だったんだよ」
けらけらと笑いながら私はそう答えた。大空の炎と月の炎が似通った所があるのはそういう事。
大空の炎が変質したのが月の炎。だから月の炎の持ち主は少ない。ただそれだけ。
「い、妹……でもなんで作られたんですか？ただの妹なら別に…」
「うーん…戦いはしなかったけどちゃんとファミリーとして扱われてたみたいだし、精神的、もしくは補助的に必要とされてたから守護者としてリングが作られたんじゃないかな」
これについてはもはや憶測である。具体的な話は語り継がれていないのだ。
二代目がどう思って月の守護者を置いたのかはもう分からないし。
…勝手に婚約指輪が溶かされたのかも最近は疑問に思ってきたし。
「さて、これで7³には含まれず、かつ月のボンゴレリングと守護者が存在する事に納得はいったかな？」
「うー……なんだか7³についてもよくわかってないからいまいち…」
余計に頭が混乱したようでうんうん唸っているツナくん。
「……ま、7³については私が話す事じゃないし。まぁ説明は終わったしそろそろ行くね？」
「えっどこに？」
出ていこうとする私にツナくんが頭を抱えながら聞く。
もちろん
((恭弥くんのとこ♪))
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 372人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たかさ(*^^*)(プロフ) - とまさん» ありがとうございます！正直久しぶりの更新なので読んでくださる方がいるか不安だったのですが、コメントとても嬉しいです！頑張ります！ (2020年6月28日 18時) (
レス) id: 78054b484b (このIDを非表示/違反報告)
とま - 最新楽しみにしてます!面白いです。頑張ってください！ (2020年6月28日 17時) (レス) id: 99861cccf4 (このIDを非表示/違反報告)
たかさ(*^^*)(プロフ) - アップルパイ♪さん» 申し訳ありません。台本書きにすると文字数制限の関係でかなり厳しいのです。読みにくいのは私の表現力の無さのせいなので努力したいと思います。誰が言った言葉なのかなどの質問は受け付けますのでご理解いただけますと幸いです。 (2018年4月15日 10時) (レス) id: 43dfc0e37e (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ♪(プロフ) - 少し読みにくいので台本書きで書いてもらっても大丈夫ですか？すごく面白いので更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年4月15日 8時) (レス) id: 12d5eb2c7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ガーディアン@たかさ | 作成日時：2018年4月11日 17時
