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「…むっ、まだ式の途中である…。」
「まだ、鏡の中から出るでない……」
「……話を聞…け…」
『……よっと、あれ？』
『…..出る場所間違えたか。』
監「えっ」
鏡から出てきた人に驚いて思わず尻もちをついた
目の前の鏡から出てきた人はとても綺麗な人だった
白くて癖のないストレートな髪、伏せてあるまつ毛を開けるとそこにあるのはルビーのように真っ赤な目だった
「綺麗」その一言に尽きる様な容姿の男は驚いて尻もちをついている僕に向かって手を差し出した
『大丈夫？』
声も綺麗だ
僕は部屋に入ったときより緊張しながらその人の手を取った
監「あ、ありごとうございます」
『ごめんね、式の途中だと思わなくて…ケガはない？』
監「はい！大丈夫です！！」
その人は少し首を傾げながら僕にケガがないか聞いてきた….優しい
思わずその人のことを眺めていると、後ろから声が聞こえた
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作者名：ハニエル | 作成日時：2020年5月27日 16時
