前世 肆愛 ページ6
『ねえ、宿儺』
｢ ケヒッ、なんだ？｣
『 私が最近一緒にいた問屋の一人娘かいるんだけどね？最近殺されちゃったの……』
｢クックック、悲しいのかA。俺が直々に慰めてやってもいいんだぞ？ケヒッ｣
私は生きてきた中で初めて憤怒という感情を覚えたのはこの時だ。
『 そんなに私に構って欲しいなら構ってあげる、さあ？殺し愛……貴方に愛という言葉を使うなんて勿体ないわね』
裂けるという表現が似合う笑顔を浮かべるクソガキ。
そこからは記憶がごちゃごちゃしていて思い出したくもないので思い出さないようにしてる。
途中から私のペットである
『 はあ、どうしてなの？私は大人しく愛について囁いていただけなのに』
｢どこが大人しくだ、ケヒッ｣
『私は貴方みたいに無差別に殺'したりしないし、ちゃんと相手が頷いたら殺'して……』
｢ギャンッ！！｣
私の方に飛んできた
｢ケヒッ、ヒヒッ飽きもせずまたうじゃうじゃと連れて来たものだなあ！｣
真っ黒い集団。
『呪術師ね……私は関係ないわ、早くこのクソガキを祓って欲しいくらいだもの』
あ゛ァ゛？と私のクソガキ発言に呪力をわざと漏れさせている宿儺。
下でも私と宿儺の関係を怪しんでいるようだった。
『(巻き込まれるのはごめんだわ)行こう
ナメていた訳じゃないのだ。
言い訳をするなら戦闘による疲労と目の前の面倒臭い集団に関わりたくない一心で私は
『 じゃぁね、すく……ッ！』
背を向いた瞬間宿儺の4本ある腕に後頭部を引っ張るように捕まれ、顎は固定されてしまった。
そして巻き付くように太い腕で腰を抱かれ、宿儺は自分の雄々しい体と私の体の隙間を殺'すように密着させた。
『なにを……！まさか』
｢ケヒッ、愉快だなあァA？｣
飢餓状態の狼が生肉に齧り付くような激しさで私の唇は奪われた。
この際唇を奪われると言うより、口を蹂躙されるとかの表現の方があってるかもしれない。
『(本ッッ当に
その道のプロとしてこんな
宿儺というおっきいクソガキと出会ってから私は冷静さを失っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 364人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
武藤で無糖(プロフ) - みくさん» ﾋｮｴｰｰｰ！そう思って頂けて嬉しい限りです。コメント凄いモチベになります！ありがとうございます߹ᯅ߹ (2022年11月8日 14時) (
レス) @page28 id: 6b6a37760c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - ヤバい...物語の進み方が好きすぎる...設定が好き....面白すぎます！夢主ちゃんのこういう感じ、めっちゃ好きです！！ (2022年11月7日 20時) (レス) @page7 id: c22457a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：武藤で無糖 | 作成日時：2022年10月23日 15時
