『呪愛の王』〜元呪詛師、現特級呪物〜【呪術廻戦】

今世 雑巾男ＶＳ猫又 ページ15

「 A様！そんな微笑んでる場合じゃ……」

「 ッなん、なんだ一体！？」


長い鎖に長い刀。


『 君は、そう、か。成程ね。凄いなあ！初めて見たよ呪力が0の人間なんて 』


今のは少し危なかった。

何かおかしいと思ったけど。やっぱり呪力が無いせいで気配を追うことが出来ない。


『 呪力がないからそんなに身体能力が高いのかな？……当たりみたいだ』

「蠅頭ッ！」


小さい虫がいっぱい出てきて余計に分かりにくくなっちゃった。


「 青銀髪…天女……特例特級呪物の愛囁天女の完全受肉体か！？」

『 おっ、核心にせまっ、』

「先程から聞いていれば……我が至上の主様になんたる無礼！！！塵ほどにも価値のない糞がっ！！！」


わ〜お！すっごい口悪いな李。

育てかたが悪かったのかな？育て方って言っても放任主義も良いところな1000年放置だけど。


『(そう考えるといい子に育ったかも？)』


人化を解いた李は猫の化物、正しく人が思い描く猫又の妖怪の姿になり雑巾男に襲いかかった。




『あ、私ピアスと軟骨開けようかな……』





雑巾男(伏黒甚爾)
仕事終わりにバケモノ2体とエンカウント。(お疲れ様です)
薄らとした意識で浮世離れした美貌のAを見て遂に自分にも死の迎えが来たかと思った。

見た感じは一般人なのに恐らく1級、特級の呪霊を従えているし、自分の五感が人間じゃないと煩いくらいに訴えかけてきて反射的に天逆鉾で応戦しようとするもその前に弾かれる。

名前を聞かれた時はまだAのことを天使だと思ってて素直に言っちゃった。(大分疲れてる)


取り敢えず交戦してみたものの一瞬で自分の事がバレて焦ってる。

今世 ……新品の首輪→←今世 雑巾男

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す