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「あ、エドッ！」
思い出したかのように声を上げるウィンリィ。
ちょいちょいと列車の中から手招きをする。
エドは、ったくなんだよ、と思いながら列車の窓に近づく。
ウィンリィはエドの耳に顔を近づけて、コソコソッと何かを伝えている。
アルとミヨは少し離れたところにいるので、声は聞こえない。
カァー//
話が進むにつれみるみると顔が赤くなるエド。
それをみてウィンリィがニヤニヤと笑っている。
「おーいっ！なに話してんだ？」
「うわぁぁぁっ！！」
話が気になったのか、突然ひょっこりと顔を覗かせるミヨにエドは大声を上げる。
ミヨはエドの反応に頭にハテナを浮かべる。
ちなみにウィンリィは今も笑っている。
「おーい、エド？ウィンリィはなんて言ったんだ？」
「お前だけにはぜってー教えねぇ！！///」
顔を真っ赤にさせて怒鳴りながらエドは列車から離れていく。
エドが教えてくれないのでウィンリィに聞こうとしたミヨだがウィンリィも教えてくれない。
いつかエドから聞けるわよ、と言うだけだった。
なんだよそれー！
ブーブーと口を膨らますミヨにウィンリィは微笑んだ。
ふとエドを見ると、青春！！兄さん青春くさっ！！とアルにからかわれていた。
どうやらアルも意味がわかったみたいだ。
気づかないのはこの鈍感なミヨだけ。
じゃあな！と手を振って二人の方へ駆け出していくミヨを見て、エド、頑張れ！とウィンリィは小さく手を振った。
絶対にミヨを捕まえるのよ！
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2017年12月12日 12時
